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影響力の武器ってマーケティング本の原点にして頂点だと思う

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

皆さんは『影響力の武器』という本を読んだことはありますか?
本書はアメリカの社会心理学者であるロバート・B・チャルディーニ氏が1991年に出版したもので、人が無意識に動いてしまう6つの心理テクニックについて書かれています。
実際僕はマーケターとして、この本のテクニックをめちゃくちゃ多用しています。
もう本当に『原点にして頂点』のマーケティング本だと個人的には思っています。

下記に簡潔に6つの心理テクニックを記載します。

返報性の原理:
他者から何らかの恩恵を受けたら、そのお返しをせずにはいられなくなる心理のこと。
例として無料サンプル品や、コンビニでトイレを借りた際、お礼として何か買ってしまう行為等があげられます。

一貫性の原理とコミットメント:
一度決定を下すと、そのコミットメントと一貫した行動を取り、自らの決定を正当化しようとする人間の心理のこと。
ニトリやABCマートの店員が薦めてくる、一度ソファや靴の購入を決めた後の『ついで買い』もこのテクニックを利用していると言えるでしょう。

社会的証明:
「他人が何を正しいと考えているか」に基づいて、物事の成否を判断する心理のこと。
例えば行列のできているお店は、きっと美味しいのだろうと思ってしまいますよね。
ちなみに僕は豚骨ラーメンが大好きなのですが、数年前関西に住んでいた頃、近所にいつも行列が出来ていて、ダウンタウンの松本さん等多くの芸能人のサインがある醤油ラーメン屋がありました。
そして列が出来てない時に行って食べたのですが、全然美味しくなかったという苦い経験があります。
僕のようにとんこつラーメン派の人は、たとえ行列が出来ていても醤油ラーメンのお店に行くのは控えましょう。

好意:
自分が好意を感じている人からの頼み事は受け入れる傾向にあるという心理。
その為女性だけではなく男性も、外見に投資することは有効であると言えるでしょう。

権威:
権威者に命令されると、それに従う事が自分の利益になると重い、自動的に行動する心理のこと。
例えば「東大教授」のような肩書きの方だと、無意識に言っていることは正しいと思ってしまいますよね。

希少性:
手に入りにくくなると、その機会がより貴重なものであると考える心理のこと。
例として「数量限定」や「期間限定」等があげられます。

いかがだったでしょうか。
マーケターやそれに関連する職種の方は必読の1冊ですので、是非読んでみて下さい。

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