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『声優が好き!結婚したい!』はそんなにアカンくないやろ…!

えぇ〜何も、そこまで仰らずとも

僕の心の中でマスオさんがそう呟く。
2015年ぐらいから、どんどん世の中がキューキューしていくのを感じてはいる。
せっかくnoteを始めたわけだし、今回はそのモヤモヤの言語化に挑戦することにした。

さて、火元となったやりとりの確認だ。
Twitter上にて、声優オタクにありがちな願望を、ファンミーティング的なハッシュタグに乗せて発言した。
それに対して声優さんがやや棘のあるよーに感じる人もいるだろうお返事をした。
それに釣られてあちこちでネット口喧嘩が起きた…
といったところか。

さて、私の意見を始めに述べておこう

「えぇ〜!皆さん、なにもそこまで仰らずとも…」

である。

人を好きになる過程にこだわる必要なかろーよ

目の前にいる人が好きになって一緒に居られるのならそれに越したことはないかもしれない。
しかし、大抵の人は恋愛小説の主人公じゃない。
それに、現在では同じコミュニティの人間を恋愛対象とみなす人はどんどん減っている。
昨日見たニュースによれば、成婚したカップルの
22%がマッチングアプリで出会っているそうだ。
多分、その中にはある程度、相手の属性にアタリをつけて探した人も居るだろう。
とりあえず、アプリの画面に現れた人とくっついた人だって居るだろう。
メディアがサカシラに多様性を訴える現代じゃないか。
そんなに出会うまでの過程や方法、思考にこだわることはない。

声優と結婚したい!を再検証してみる

さて、本丸の「声優と結婚したい!」にメスを入れていくとしよう。
これは僕が思うに、このツイートをした当人は声優という属性に縛られているわけではない。そうでなく、彼がオタク人生の中で出会ってきた声優さんたちの、細々とした要素が集まった朧げな集合体から生まれた女性のことを指しているのではないかと考えた。
さて、this man という怪談をご存知だろうか?
世界中の人々の夢の中に、同時多発的にある男性の顔が現れた…そして、その男性はどこにも存在しない…という内容だ。
彼の言う「声優」も現実には存在しないだろう。
だから、人を属性で縛り付けて色眼鏡で見ている差別主義者に見えてしまう人もいたのかもしれない。
女性を搾取せんと目論む、ミソジニストに見えてしまったのかもしれない。
違うだろう。彼はただなんとなく、美しい声を用いて、目の前の映像に一生懸命に、命を吹き込む魔法を使える女性像に惚れたんじゃないのか?
注ぎ方は違えど、同じアニメを愛する女性像に惚れたんじゃないのか?
ただ、その女性はオボロゲなんだろう。
ある角度から見れば、高橋李依、別の角度から見れば内田真礼、五十嵐裕美…と見えるかもしれない。
いや、雰囲気が似ているだけの、全くの別人に見えるかもしれない。
まてよ、目のパーツは古川小百合で、鼻は三澤紗千香で…なんてことあるかもしれない
ともあれ、ひょっとするといるんじゃないのか?
this woman、いや、his womanが。

許してやれよみんな…

結局、なんとなくこう言う人と結婚したい、のこう言うの部分が声優だっただけの話じゃないか。
何をみんなそう喧嘩腰の議論をしているんだ。
ちょっとした願望を、タバコを一服ふかすように述べただけだ。
それくらいの自由があってええじゃないか。
リプライした声優さんも、どう発言しようが自由だとは思うし、僕は彼女の考え、行動を尊重する。
でも、もう少しだけ、コーヒーに垂らすバニラエッセンスほどの優しさが欲しかったかなぁとは思う。
ちょっと、この反応は危ういかなぁと思ったらTwitterのアニメ界隈を股にかける激論になっていた…
なっちゃったからにはもう……ネ……と今回僕は文字にしたわけだが…
もう少し優しくなろう。みんなお互いに。
可愛らしい願望じゃないか。
もしかしたら彼は将来、声オタ仲間の女性や同じアニメが好きな女性と結婚しているかもない。
はたまた全くアニメの関係ない女性と結婚しているかもしれない。
なんなら、ほんとーに声優さんと結婚しているかもしれない。
そんな未来が育つ、小さな一粒の種かもしれないじゃないか。
愛でろとは言わないから、潰さないでおやんなさいよ。

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