靴下とパンツはいつ捨てる
梅雨入りしてから洗濯するタイミングが難しい今日この頃。
一句作ろうかと思うようなパラパラと風情ある雨どころか、線状降水帯という災害も招く天候は何なんでしょうね。大迷惑なんですけど！怖いんですけど！
今年は台風も多いようなので気を付けて過ごしましょうね。
今日は曇り。雨の日が多くなる中で雨が降らない貴重な日。そんな時は前の晩から洗濯物を干している。
洗濯物を取り込んでいるとあるものを見つけ溜息一つ。
またこいつか・・・
捨てようと思っていた下着パンツがパリッと干してある。
そうだ、昨日洗濯機に入れてたな、と自分の行動を振り返り、クタクタになったパンツを見つめながら思い出せもしないのにこうして洗ってしまったのは何度目なのか頭で数えてみる。
もう駄目なら捨てればいいものを、ヘロヘロでも穴あきでも洗濯して綺麗なのだから一度は履かないと勿体ない気がしてしまう。そして最後にそこら辺を拭いてからお世話になりました、と漸くお役御免となる。
洗い立てより洗ってから古い順でパンツは履き回すことを意識しているが、捨てたいパンツがあればそれを優先にしている。捨てるパンツを残しているといつ捨てればいいかタイミングを逃すから洗い立てでも捨てたいパンツを優先に履く。
今日こそ捨てる！今までありがとうな。
そんな思いで履き、また見事に綺麗になって手元に戻ってくる。
ヘロヘロパンツをヘビーローテーションで履き続け、新しいパンツはまだかまだかと待機のまま。
こうなると我慢比べだ。
絶対に捨てようと思っている自分と、絶対に捨てられまいと粘る古参のパンツ。
今のところ連敗更新中だが、次こそ勝ってみせる。
なんだろう。
パンツはボロボロでもなかなか捨てきれないけど、靴下は捨てている。
靴下のゴムがヘロヘロになってきたり色褪せたり指先や踵が薄くなってきたら捨てるタイミング。
この時ばかりは洗っていても履いたりせず雑巾にして捨てる。
これは俳優になって意識が変わった。
それまではとことん履いていた。
左右を交換するのは当たり前。金魚すくいの紙ポイを使い切るが如く穴をずらしにずらし、最終的にはつま先部分を丸めて指でガシッと掴み穴が足の裏に行くようにする。足の甲の部分がつま先にに位置するようになり、すでに靴下の履き心地は無いがそこまで履きつぶせている自分が誇らしくもある。
そんな小さなつまらないどうでもいい拘りがカッコいいとも思っていた。
俳優になると見られる意識が大切になり、靴を脱ぐときに靴下に穴が開いているとみっともないから身だしなみとして気にしていなければならない。
そこに気づいてから靴下のローテンションは早くなった。
パンツは衣装合わせやベッドシーンくらいでしか他人に見られることは無いのでそんな気にすることも無かったから、勝負下着のように仕事の時くらい綺麗な下着を履いていた。
ある時、お笑いコンビピースの又吉さんの下着がいつもお洒落という噂を耳にし自分も意識して無地からデザインがあるパンツを履くようになった。
デザインが入ったお洒落なパンツはボロボロになりすでに捨ててしまって無いが、綺麗なパンツを履こうという意識はこれを機に芽生えていった。
値段が高めのパンツはくたびれ感が出るまで履いていて、良いものに限って古着感のような味が出てくる。タオルのように使い込んでこそ吸水性が増してきて使いやすくなるように、良いパンツもまたどんどん履きやすくなっていく。
ファストファッション系のパンツや靴下も持っているが、年末で全て捨てて年明けから新しいものを履くようにしている。
気持ち新たに運気が良くなるというので。
運気は分からないけど、実際気持ちの切り替えができ新鮮な気持ちにさせてくれるのは実感していて、一年頑張るぞ！とやる気スイッチが入る。
昔先輩から教わったことで、水が溜まれば水が腐り異臭を放つように、溜め込むのは良くない。捨てれば空いたスペースに新しいものが入り込むから物にしろ考え方にしろ捨てることも大事。
その話を聞いて以降新しい水を流し込む流動性の意識は大切にしていて、それがどこに水が溜まっているのか水が腐る前に発見するように心がけている。
大事に使う心掛けは大切だけれど、大事なものを長く愛用することと貧乏性で捨てきれないのは全く違うこと。
その見極めが新しい一歩になり、新しい挑戦になり、成長という新しい未来の自分と出会っていく。
良いこと言うのはこれくらいにして、、、
今履いている古参パンツは、今夜必ず捨てるぞ！！
まだまだ古参パンツが待機してるのだから。。。
先月海外に行ってきました。
韓国旅行篇も記事が纏まったら更新しますね！
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