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人事一兵卒になりました

アカツキの高木と申します。2012年に入社し、早9年となりました。
成長フェーズのベンチャー企業にたまたま潜り込めたこと、つよつよソルジャーに囲まれて鍛えられたこと、なんでも相談できるメンバーがいたこともあり、順調にキャリアを積んでいたように思っています。

今日はそんな自分が異動を踏まえての考え方の変化をお伝えできればと思います。

​貢献先を定められてなかった自分

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自分はキャリアの多くをいわゆるコーポレートとして過ごしてきました。
コーポレート出身の方は大きくうなずいてくれると思うのですが、コーポレートは貢献先が多いので、それだけ仕事が複雑になります。

法令遵守を期待されてる法務や労務は国や官公庁を意識して働く必要があるし、採用は候補者の方が貢献先なんだと思います。
財務や経理は比較的経営陣を向くことが多いでしょうか?人事は社内メンバーなんだろうなと思います。

自分はその中で総務チームのリーダーを務めていました。
オフィス移転、IPO準備、株主総会と順調に仕事の幅を広げていました。

そんな中、大きく時間を投じていたのは社内ヘルプデスク業務でした。

社内ヘルプデスク業務の貢献先はで言うと「社内メンバー」だったよなと思います。

ただ当時の自分は「期待以上に経営目線のコストを最適化をしよう」「上場企業としてのリスク管理をしっかりしよう」と、本来一番の貢献先である「社内メンバーの体験価値の最大化」を見失ってたように思えます。

ロールを外されドン底へ

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異動は突然言い渡されました。
突然と言ってますが、貢献先を見失ったアウトプットが当時はいくつかあり、ヒヤリハットな状態が続いていたと思います。今思うと異動は当然だったなと思っています。

ただショックは大きかったです。

期待に添えていないので、梯子を外されるとはこのことかと、入社以来一番転職を考えたタイミングでした。
副業制度を使い、副業を始めたのもこの時でした。
(自分の力で他社でどこまで必要とされるのか試したかったからです。今ではアカツキに専念しています)
当時話を聞いてくれた同僚にはすごくすごく感謝しています。

人事一兵卒に

当時自分に異動を告げてくれた上司が一緒に人事をやろうと誘ってくれたことがやめなかった一番の理由で、人事にキャリアチェンジをしたきっかけでもあります。

ただ急なジョブチェンジは大変でした。

任された領域が入社オンボーディングだったため、ネットで見られる記事はすべて見たと思っています。
オンボーディング、Employee Jouneyと名のつく本を買い漁ったりもしました。

ただ、なかなか自分の中でしっくりと消化しきれていなかったところ、アカツキ出身の坪谷さんの「図解 人材マネジメント入門」に出会ったこと自分にとってすごく転機でした。

点が線に、そして波紋のように

人事領域は心理学や哲学との関わりが深いと思っています。
自分は正直アカデミックな例えや表現を多用する人が苦手でした。

おそらく自分のアイデンティティが現場、関係性、記憶等にあり、それらを駆使して仕事で価値を出していたからだと思います。

ただ、そんなことは言ってられません。
「一兵卒には一兵卒なりの戦い方!」とそれまで毛嫌いしていた領域を積極的に学んでいきました。

すると今までうまく協働できてないと感じていた人と協働できたり、
今までは受け止められてなかったフィードバックがグサグサさるようになりました。

ある時この体験を社内メンバーに相談したところ、シャドウ※って知ってる?と言われたことがより学習意欲を加速させたように思います

※シャドウとは心理学用語のひとつ。ある人が向き合うことを拒絶した自分自身の否定的な側面です。

今まで点として存在していた人や物事がどんどん繋がり、そしてそんな中での自分の行動が波紋のように広がっていく楽しさを知りました。
(偉そうに聞こえるかもしれませんが、基本できてないことばかりです。こうなりたいと言う願望も込めてます)

学び直しができて、すごくよかった

梯子を外されと書きましたが、すごくよかったなと今では思っています。
元々いた部署にも新しい人が入り、以前は気づかなかった改善がいくつも進んでるように思えます。

そして自分は今まで周りからFBとして言われていたことがどんどんと受け止められるようになっていると思います。

それは単純に新しい環境だから学ぶことが多いということもそうですが、
一度プライドを捨てることができ、改めて一兵卒として学ぶ気持ちを持って過ごせているのではないかと思っています。
(日報も復活させて、まだ半年ですが続いています。)

今後について

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出典:壺中天 - 人材マネジメントの壺 - 人材マネジメントをひとつの図で「体系的」に捉える(https://ko-chu-ten.com/2017/04/27/445/)

今後はHRMで言うところの人材開発、等級、評価の領域を掘っていければと思っています。
もちろん専門家として活動している人事のプロに及ばないところはあるので、上記3つの領域×アカツキでのプロになれればなと思っています。

※HRMとはヒューマンリソースマネジメントの略。人材を経営資源として捉え、有効活用するための仕組みを体系的に構築・運用することを意味する。

メンバーの皆さんと立てた目標シートの活用度合い、キャリア選択・キャリアップの実感値、会社に求める支援等々を話し、アカツキでの時間が双方にとって有意義な時間にできればなと思っています。

最後に
先日、アカツキからアカツキゲームスが独立することになりました。自分もゲームスに席をおいて、ゲームデベロッパーとして世界でつきぬけるチャレンジを、人事の側面から実現していきます。このチャレンジにはまだまだ仲間が必要で、全方面積極採用中なので興味ある方はぜひリニューアルしたラウンジに遊びに来てください。

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出典:ジャモアソシエイツ 会社HP(http://jamo.jp/?tag=office)

この記事は、『アカツキ人事がハートドリブンに書く Advent Calendar 2020』 の 4日目の記事です。 前回は小倉さん の、「あなたの役割はなんですか?」でした。
人事アドベントカレンダー
【 クリスマス限定 】株式会社アカツキの人事広報部に所属するメンバーが、ハートドリブン&思いのままに綴った記事を毎日リレー形式で連載しています。記事を読んでアカツキが気になった方は、ぜひこちらのHPへ遊びにきてください。▶︎ https://aktsk.jp/recruit/

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