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静岡着任100日-ブルーレヴズの現在地

2021年7月2日、大雨の中、車で水戸から磐田へ移動し、到着早々にクラブハウスで社員・スタッフの皆さんを前に挨拶をした着任日から今日(10月10日)で100日が経過しました。

先日、JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022シーズンのディビジョン 1 対戦カードが発表されましたが、静岡ブルーレヴズの記念すべきホストゲーム開幕戦は、今日から105日後の2022年1月23日(日)。ちょうど今が着任日からホスト開幕日までの中間地点ということになります。

着任100日目ということで、これまでの仕事や活動を振り返りながら、静岡ブルーレヴズの現在地についてお伝えしてみたいと思います。

スポンサー企業とのリレーションシップ

前回のnoteでステークホルダーとの価値交換という考え方をお伝えしましたが、その中でも売上の多くを占めるスポンサー企業との関係構築は、着任から最もプライオリティーの高い仕事として取り組んできました。

これまで約350枚の名刺を交換させて頂き、静岡県内の企業の多くの経営者の皆様とお会いさせて頂きましたが、驚くことにかなり多くの方がラグビーワールドカップでの「Shock of Shizuoka」「エコパの歓喜」と呼ばれる2019年9月28日エコパスタジアムで日本代表がアイルランドに勝利した試合を生で観戦されていました。

そんなこともあり、スポンサーシップの営業活動ではラグビーの話題で盛り上がることが多く、多くの方々よりプロ化した静岡ブルーレヴズにも期待を寄せて頂いていると感じています。先日今シーズンの公式ユニフォームを発表しましたが、静岡県を代表する企業の皆様、そして県外からも応援を頂ける企業の皆様が公式ユニフォームへのスポンサーとしてご協賛をいただくこととなりました。

そのような県内外の企業の皆様からのご支援と営業担当の頑張りにより、スポンサーの年間売上目標に対し現時点で既に150%を達成することができております。ご支援を頂きました全ての企業の皆様にクラブを代表して心から感謝申し上げます。

チケッティングの取組みと人材採用

もうひとつの事業の柱である「チケット売上(入場料収入)」については、これまでヤマハ発動機ジュビロ時代の試合は全てリーグ主催だったので、クラブとしては実質今シーズンが初めての取り組みになるということもあり、チケットの商品設計からシステム構築までゼロから取り組んでいます。

来年の開幕時点でコロナウイルス感染症の拡大状況がどのようになっているのか予想がつかないこともあり、チケットの概要発表や販売開始は12月以降になるかと思われますが、現在鋭意取り組んでおりますので、発表までもうしばらくお待ち下さい。

そんな中でもチケッティングやスタジアムオペレーションといった業務においては、2019年ワールドカップやJリーグクラブでの経験がある優秀な方々(自分は勝手にオールスターメンバーと呼んでいます!)に加わって頂けており、これから急ピッチでホストゲーム開幕に向けてプロジェクトを進めていきます。

現在も様々な職種で幅広く人材を募集中ですので、興味のある方はぜひご応募ください。

五郎丸CROの活躍

そして、先シーズンで現役選手を引退し、静岡ブルーレヴズのCROに就任した五郎丸歩さんも大活躍中。CROとはクラブ・リレーションズ・オフィサーの略で、クラブを取り巻くステークホルダーとの関係構築に従事し、クラブの魅力を多くの皆様に伝えていく役割を担います。

現在、静岡県中部での公式戦開催を実現するべく、IAIスタジアムや清水エスパルスさんと協議をさせて頂いており、五郎丸CROも各種打合せに参加しています。

さわやか様訪問

先日、五郎丸CROが大ファンであるさわやか様の本社を訪問。げんこつハンバーグとライス大盛り2皿をいつも注文するという話題で盛り上がりました(選手引退後もこの注文を続けるのは少々心配ですが…)。

そしてクラウドファンディングで皆様からお預かりしました熱海市土石流災害の支援金を五郎丸CRO同席にて熱海市に先日お届けして参りました。

このように静岡ブルーレヴズを取り巻くステークホルダーの皆様との関係構築に五郎丸CROが関わることにより、多くの皆様からご期待を寄せて頂けていると感じています。

静岡ブルーレヴズの現在地

主に事業面に関する自分の所感ではありますが、現時点での状況をまとめますと、
・スポンサー企業の皆様から多くのご支援やご協力を頂けている。
・チケットやスタジアムオペレーションの取組みは急ピッチで準備中。
・多くの優秀な人材に静岡ブルーレヴズに加わっていただきとても心強い。
・五郎丸CROの活躍もあり多くのステークホルダーの皆様に高い期待を寄せて頂いている。

と感じています。

チームの強化面については、初戦となった9月19日の豊田自動織機シャトルズ愛知戦では敗戦を喫し課題の残るスタートとなりましたが、その後堀川監督を中心に改善や修正に取り組みながらテストマッチに取り組んでいます。

自分のアメフトやバスケでの経験則による考えにはなってしまいますが、このような開幕2~3ヶ月前の時期に大事なことは、
①徹底的なフィジカルの強化(コンタクト競技では当たり前)
②チーム戦術の共通認識の確立(徹底的なコミュニケーションと映像など客観的な視点による状況判断のすり合わせ)
③エクスキューション(遂行)レベルの向上(能力に関係ないやるべきことがきちんとできているかの確認)
④選手間・選手コーチ間の信頼の醸成(不明・不安・不満を解消すべく徹底的に話し合い相互理解を深める)

だと思っています。

この期間は、①により持てる能力を高め続けることと同時に、②③④により持てる能力を最大限発揮するための準備も重要です。開幕まで1ヶ月を切ったところからは、コンディショニングを含めこの「能力を最大限発揮するための取り組み」、すなわち試合で選手の能力を最大限発揮することから逆算した取り組みを徹底することになります。

ということで、JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022シーズンの開幕まであと89日、静岡ブルーレヴズのホストゲーム開幕戦まであと105日。
ミッションである「革新と情熱で、心躍る最高の感動をつくりだす」べく、選手・スタッフ・社員一同全力で取り組んで参ります!

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