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スタッド・トゥールーザン訪問記

昨年(2022年)11月30日に発表致しました通り、静岡ブルーレヴズフランス1部リーグTOP14に所属する「スタッド・トゥールーザン」と2019年に結んだパートナーシップ協定を再締結しました。

スタッド・トゥールーザンは1907年に創設され、フランス選手権優勝21回、ヨーロピアンチャンピオンズカップ優勝5回(いずれも史上最多)を誇る強豪クラブ。2019年には日野剛志選手が所属しプレーしていました。

このパートナーシップ協定を再締結するために2022年11月5月から3日間、フランス南部オクシタニー地域圏トゥールーズを訪問してきました。

DAY1:スタッド・トゥールーザン vs. スタッド・フランセ観戦

初日はトゥールーザンの本拠地である「スタッド エルネスト ワロン」で開催されたホームゲームを観戦。

スタジアムに併設されているスタッド・トゥールーザンの本社オフィス
スタジアムの前には寄附者の名前が書かれたネームプレートが。
コロナ禍の中クラブの経営が厳しくなった際に寄付を募ったとのこと。
スタジアムのバックヤードを見学。壁には115年の歴史の中で獲得したタイトルが記されていた。
フランス選手権優勝21回、ヨーロピアンチャンピオンズカップ優勝5回はいずれも史上最多。
スタッド・トゥールーザンのロッカールーム。
ジャージが準備されMATCH DAYの雰囲気が漂っていた。
2019年に育成選手としてヤマハ発動機ジュビロ(当時)に受け入れたYannick選手が現在はトップチームで活躍。この試合でもスタメンでした。
静岡ブルーレヴズのホストゲームでも子供達に大人気の「ふわふわ」。
スタジアム横の広場にはラグビーにちなんだふわふわが数カ所設置されていた。

そのふわふわの中でも盛り上がっていたのが⬆のバンジートライチャレンジ。これはぜひ静岡ブルーレヴズのホストゲームでも実現させたい!

スタジアムの中にはブラッセリーがあり、試合までの時間にファンの皆さんが食事が楽しめる。
試合開始2時間前には既に超満員になっていた。
スタジアムの外のテントにはカジュアルなスタンディングバー。
DJがいて音楽がかかっており若者向けの空間という雰囲気。
スタジアム外にあるクラブオフィシャルショップも大盛況。
アパレルから小物までグッズの種類も豊富。
女性向けや子供向けのアイテムも充実している。

チームバスが到着し選手がスタジアムに入場。ファンのボルテージは一気に高まる。ちなみにこの映像を撮影した場所はVIPラウンジの入口となっており、ラウンジに行く手前で選手の到着シーンを見ることができる。

本拠地スタッド エルネスト ワロンは1983年にオープンした収容人数19,000人のコンパクトなスタジアム。
この日の試合はトゥールーザンからフランス代表や各国代表に選出された7名が欠場であるにもかかわらず超満員。ファンいわく「普段見れない選手が見れる」「どんなときでもクラブを応援する」とのこと。フランスの南部ではサッカーよりもラグビーのほうが人気があるようだ。
コンパクトなスタジアムではあるものの、VIPラウンジやスイートルームなど稼げる施設は充実していた。
選手の入場口にはアーチ状にLED映像装置があり、演出や広告に一役買っていた。
ちなみにリーグワンではこのエリアはリーグのスポンサー権益となってしまっていてクラブは自由に扱えない。
この日は試合中に珍事が発生。突然グランドに乱入した若者がゴールポストに登ってしまい何かの抗議行動を開始。しばらく試合が中断された。

ハーフタイムにはスポンサー(この日はマクドナルド)のアクティベーションが実施されていた。このキックコンテストは面白いのでぜひ静岡ブルーレヴズでもパクりたい!

試合開始前やハーフタイムの空き時間にはおもむろにラジコンカーがグランドを走り回る。これは静岡にあるあのラジコンカーメーカーとコラボできる!と思いました。

試合後にはスポンサーを交えたアフターマッチファンクションが実施されていた。
選手も登場しスポンサー社員と交流。各スポンサー毎に場所が決まっており、またその場所にやってくる選手も指名されていた。これは面白い工夫。
そんなパーティーの最中にグランドを見渡すとエスポワール(アカデミー)の試合が実施されていた。この試合見たさに結構ファンがスタンドに残っていた。こちらも面白い試み。

DAY2:スタッド・トゥールーザンのクラブオフィス訪問

スタッド・トゥールーザンの役員や幹部とのミーティング。パートナーシップ協定の内容を確認し再締結しました。ディディエ・ラクロワ会長も出席頂き、クラブのフィロソフィーなどをお伺いしました。お土産にはジャージーと共に富士山ヘッドも持参!

DAY3:オクシタニー地域圏スポーツ担当副議長Kamel CHIBLI氏と面会

オクシタニー地域圏スポーツ担当副議長で自身もラグビー経験者であるKamel CHIBLI氏と面会。スタッド・トゥールーザンとの交流にとどまらず、地域同士の交流もしましょうとの話に。また今後静岡ブルーレヴズがトゥールーズを訪問する場合には、様々な取り組みをしたいですねとの話にもなりました。Kamel CHIBLI氏はとてもノリが良く、快く富士山ヘッドを被っていただきました!
観光名所でもあるトゥールーズ市役所の前でKamel CHIBLI氏と記念撮影。

とても短い期間でのトゥールーズ滞在でしたが、試合観戦のみならずスタッド・トゥールーザンやオクシタニーの関係者の皆様と有意義な話し合いの機会を持つことができました。トゥールーズは今秋に開催されるラグビーワールドカップフランス大会における日本戦の開催地であり、日本代表のベースキャンプ地にもなる場所。トゥールーズの皆さんが日本に対して関心を持ち、日本人をおもてなししたいという気持ちをとても感じることができました。

今回再締結したパートナーシップ協定では、下記の内容を確認しました。
①各クラブの選手及びコーチングスタッフの交流
②国際親善試合の開催
③合同トレーニングの実施
④その他両クラブで合意した、パートナーシップの発展に資する事項


ぜひ今年2023年には、①や②が実現的できればと思っています!
今後の静岡ブルーレヴズとスタッド・トゥールーザンの取り組みにぜひご注目ください!!

トゥールーズ空港にもクラブのオフィシャルショップが!
地域を代表プロスポーツクラブのグッズはお土産にもなります。

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