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はっきりきっぱり躁状態

今年の夏は節電要請が出ません。毎年夏になると恒例行事のように呼びかけていたというのに、どうなっているのでしょうか。電気は足りているのでしょうか。

色々と気になることはありますが、私はなんとなく、今年のこの暑さで節電要請なんて出したら、「エアコン付けると具合悪くなるんだ」みたいな年寄りや「エアコン苦手なんだよね」みたいな人々が節電のつもりで喜んでエアコン消しまくって熱中症で大変なことになってしまうので、社会的な影響を鑑みてよほどのことがない限り節電要請は出さないよ、ということなのではないかと邪推しています。完全な邪推です。

今日も具合が悪くなりそうな暑さでした。自転車で駅までも厳しいですが、駅から会社までがとにかくキツイ。私はあまり汗をかかないほうなので、会社にたどり着くまでに汗だくになるということはありません。ですが、そんな私でもじんわりと滲み出す汗をウェットティッシュで拭かないとスッキリしません。リュックも今年の夏は手に持って移動しています。背負ったままだと背中が熱いのです。それだけで熱中症になりそうです。

今朝は娘が起きてきませんでした。私も昨日は暑くてなかなか眠れず、結局寝ついたのは2時を過ぎてのことでした。なので朝は眠くて眠くて。それでも昨日買っておいたメンチカツをキャベツの千切りと玉子焼きと一緒に皿に盛り付け、キュウリのぬか漬けも用意しました。玉子焼き、中がしっとりみっちりでいい感じに焼けました。微々たる変化ですが上達を感じます。

会社は明日から15日まで休みです。休みの前に片付けておかないといけない作業は先週までにおおよそ片付けてあります。今週は休みが開けてからの作業の準備を中心に進めています。相手がある仕事もありますが、今年の夏休みは各社けっこうばらけています。資料を送ったり受け取ったりのタイミングもずれがちです。コロナの流行下にある2020年以降は長期休暇のタイミングがバラけがちですが、今年の夏は曜日の問題もあって今まで以上にバラけているようです。となると、休暇明けの諸々が後ろに倒れ、結果的に8月を通して不完全燃焼で終わりそうな気もします。いや、そんなに「完全燃焼」と言えるほど熱心に働いているわけではないので不完全燃焼もなにもないのですが。とりあえず、4年ぐらいに渡ってひとりでちまちま進めてきた仕事が6月に大きめのきっかけを得ていい方に転がりだしたのは収穫です。今年の後半はそれをどこまで転がせるか、加えて関連する新しい取り組みを実現できるかどうか、そのあたりが自分の仕事の小さな山になりそうです。

退勤。今日は帰りに寄ろうかと思っていたところがあったのですが、暑いのでやめました。通勤に使う駅以外で降りることが無くなって久しいです。仕事でどこかに出かけるということもほぼありません。今年の後半も自分で出かけることは無さそうです。娘の世界が小さく閉じているのを見て「気の毒だな」と思うことがありますが、なんのことはない、私の世界も世間とも取引先とも接することなく小さく小さく閉じてしまいました。この殻を打ち破って、という気力は湧いてきません。若い頃からあまり熱烈な会社員ではありませんでした。もうすぐ定年という年齢になって「世の中の皆さんは仕事に全身全霊で取り組み過ぎなんじゃねえか」と改めて思います。なんだろうなあ、適当にできる仕事というのが無くなってしまった世の中というのは娘のような病者だけでなく私のようなあまりやる気のない人間にとっても生きにくい気がしてなりません。昔は「家の仕事手伝いながらぷらぷらしてる」みたいな生き方ができたのになあ。家業というものが減ったせいもあるとは思いますが、今の仕事ってどの仕事を見ても厳しすぎるし難しすぎる気がするんだよなあ。

帰り道で買い物してから帰宅。娘は寝ていました。冷蔵庫のおかずは食べていました。よかった。飲み物も減ってる。まあそうだよね。

しばらくすると起きてきました。食欲はないそうです。

「コーヒー、いれて」

「えー、時間遅いからダメだよ。眠れなくなるじゃん」

「コーヒー飲みたい」

「わかったよ、じゃカフェインレスコーヒーね」

この「〇〇が食べたい」とか「〇〇がしたい」という一見ポジティブな発言はある種の躁状態とも言えるのであまりよろしい状態ではありません。

「菓子パン食べる?」

「食べる」

「バナナ食べる?」

「食べる」

ご飯が食べたくないだけで菓子パンとバナナは食べるんだ。買っておいたよかった。

そのあと、ランチパック(ツナマヨ)を買ってこいと言われて買いに行ったのですが売切でした。

「ということで、カレーパンを買ってきました。カレーパン食べる?」

「食べない」

そうですか。

はっきりきっぱり躁状態。

微妙です。

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