自宅で世界の食巡り、プーパッポンカリー(タイ)、ボルシチとオリヴィエサラダ(ロシア)

今日は妻が病院に出かけている間に諸々用事を片付けなければならず、バタバタでしたが、自宅に戻る途中で珍しく娘から電話があり、驚きつつも慌てて出ると「お腹空いた、ご飯作って」とのことでした。LINEも入ってきました。娘からのLINEは4月以来、娘からの電話に至っては今年の2月以来のことです。何事かと思いましたが腹減ったぐらいの話で良かったです。

自宅に戻ると、娘が「これ作って」と言ってヤマモリの「プーパッポンカリー」を渡してきました。ガパオ2種と「プーパッポンカリー」の中から娘が選んだのが「プーパッポンカリー」だったということです。

タイ料理、グリーンカレーやトムヤムクン、ナシゴレンなどは食べたことがありますが、プーパッポンカリーというのは食べたことがありません。蟹と玉子のカレーなんですね。妻に言われて昨日のうちにカニカマや小ネギ、セロリなどを用意してあったので、それを使ってフライパンで調理します。あっという間に出来上がりました。

皿に盛り付けてから娘を呼ぶと無言でがっつきはじめました。お腹、本当に空いていたようです。今朝はバナナしか食べていなかったから当然といえば当然かもしれません。ただ、目つきはちょっとあやしいです。

「美味しい?」

と、聞くと

「美味しい」

と、返事が帰ってきました。スパイシーなものが嫌いではないのは知っていますが、ガパオが平気ということはナンプラー的な臭みもイケるということのようです。もしかするとパクチーも平気かも。私はパクチー大好きなのですが、妻が嫌いなので家ではパクチーは使いません。が、娘、パクチーどうでしょう。

今朝、妻が出かけた後に茹でた豆苗のおひたしも出しました。こちらは「三つ葉?」とか言っていましたが、イマイチ違いが分からなかったようです。

食後すぐに部屋に戻った娘ですが、部屋の中で叫び始めました。これはだめかもと思っていたら妻がヘトヘトで帰ってきました。

不穏な娘は風邪薬を飲んでしばらくすると落ち着いたようです。

妻の話では、娘は「食べたことのないものを食べたい」と言い出しているようです。それでガパオとかプーパッポンカリーだったのかと、ようやく腑に落ちました。そして、それならそれで、食べたことのないものを作ってあげようということに。

妻とスマホで色々と検索しましたが、とりあえず、今日はロシア料理でボルシチとオリヴィエサラダにすることにしました。ビーツの缶詰は近所のスーパーでも売っています。来週はクスクスに鶏のトマト煮を添えてということに。レモングラスも売っていたはずなのでトムヤムクンにも挑戦してみましょう。

夕食のボルシチとオリヴィエサラダとピラフ(残りご飯です)、ボルシチは味もですが上に乗せたサワークリームが娘だけでなく妻にも大好評で、今後、定番のひとつにしてもいいかもということになりました。オリヴィエサラダ(小洒落た名前ですがポテトサラダです)も、まあまあ。こちらはもうちょい味付けを濃くしても良かったかも。

レシピはネットで検索すれば幾らでも見つかりますし、食材はどうしても手に入りにくいものでも、いざとなれば通販で買えます。娘が「もういい」と言うまでしばらくは、自宅で世界の食巡り、続けてみようと思います。

妻とは、これをきっかけに「お店でも食べてみたい」と言って外出するようになるといいねと話しました。サイゼリヤのアロスティチーニとか松屋のシュクメルリとか、ああいうのを食べに行くイメージです。クア・アイナのハンバーガーをテイクアウトではなくお店で食べるとか、そういうのもいいなあ。

娘が小さかった頃は北海道でジンギスカンや毛ガニを食べたり、ソウルでソルロンタンやテジカルビを食べたりもしました。そういうのがまた出来る日、来るのでしょうか。

どうかなあ。

あまり期待し過ぎないほうがいいでしょうね。

いただいたサポートは娘との暮らしに使わせていただきます。ありがとうございます。