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【09】 苦手な花柄に挑戦してみたら…

 皆さんは花柄の服、持ってますか?

 私は持ってませ……

 いや待てよ。

 あったあった。
 サラリーマンだった20代に買ったネクタイ。

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「花柄なんて興味ねぇよ」と思っている男性も、ネクタイ、アロハ、トランクス、
意外と身に着けているかも。

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 花は気持ちを柔らかくしてくれますね。
 石器時代の墓所にも花が供えられていたらしい。
 香りを飾るという意味合いもあったようです。

 花柄を着ると優しい空気に包まれる気がします。
 皆さんはどんな時、花柄モードになりますか。

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 Flower、floral、botanical、garden。
 Spoonflowerでキーワード検索すると数えきれないほどの花柄や植物柄がヒットします。

 分析レポートによれば今後ブームになりそうな壁紙の柄は「Nature」。
 ステイホームへの反動? とくにレトロな植物柄の人気が高まっているもよう。

 花柄か…。

 なんとなく敬遠してましたが、ここらでいっちょ挑戦してみるか。
 いや、着るほうじゃなくデザインするほう。

 ネクタイのような絢爛の花柄は、今の私の腕では無理なので、illustratorのペジェ曲線で作るシンプルな柄から練習してみます。

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 デザインコンテストの今週のお題は『昔ながらのゲーム』でした。
 チェス、トランプ、モノポリーなど好きなモチーフを選んで柄を競います。

 私が選んだのは日本の花札。
 子供の頃、親父に花合わせを教わって正月は家族で遊んでたなぁ。

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 自分史上最高にエレガントな柄が(笑)できました。
 へぇ、こんなの作れるんだオレ。ちょっと自信がついた。

 子供の頃から不器用、がさつ、乱暴と周囲に呆れられてきた私が、ようやく少しは繊細な手仕事ができるようになったのかな。亀の甲より年の功!

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 そして昨夜、コンテストの結果が出ました。
(下の画像をクリックすると入賞者ページへ飛べます)

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 優勝者はチェスの柄で390票。私の花札は51票でした。思ったよりも伸びなかった。ゲーム柄というよりもただの花柄に見えてしまったかな…

 エントリー作品は500点以上。
 投票する人たちはおそらく各作品を1〜2秒しか見ません。ヒヨコの雌雄を仕分けていくスピード感。

 絵がきれいでも「課題に合っていない」と思われたら瞬時にスルーされるかも。今回の失敗を肝に命じつつ、また次回作へとつなぎます。

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 花柄に初挑戦してみて気づいたこと。

 草花ってすごい包容力がある。
 整然と並べても美しいし、雑然と茂らせてもさまになる。

 脳が「花」と認識した瞬間、ただの図形が香りを放つような気がします。石器時代からのDNAかもしれませんね。おそるべし、花柄。

 そして今回は私の弱点も痛感しました。
 色、色、色。
 色がなかなか決められない。
 皆さんいつもどうやって決めてるの?
 カラーチャートとか使うべき?

 Spoonflowerの入賞作品は色が素晴らしいんです。人気デザイナーたちのパレットの豊富さ、配色の面白さに毎回舌を巻いています。

 もっとじょうずに色が使いこなせるようになりたい。
 色づかいの秘訣、どなたかよかったら教えてください(^_^)