死んでいる遺伝子で脳活
死んでいる遺伝子。
それはパリンドロム。
死んでいない電子。
これもパリンドロム。
Palindrome。
ヴェスヴィオ火山の噴火で埋もれた遺跡にも刻まれていたそうですよ。日本では11世紀頃から始まったらしい。「竹藪焼けた」が有名。そう、回文です。
城
の
西
に
狼
煙
ここ数週間、回文作りにハマってます。
「下から読んでも《死んでいる遺伝子》だ!」と気づいたのは明け方、ふとんの中でした。以来、目覚めるたびに1〜2個作って遊んでいます。何の足しにもなりませんが、面白い回文を思いついた日は仕事も調子いい。
美
濃
・
古
九
谷
に
似
た
枸
杞
の
実
私が思いついた即興回文の中には、昔すでに誰かが発表した作品もあるかもしれません。でも、いいんです。脳活だから。
あ
た
し
苦
労
も
し
た
し
耄
碌
し
た
ぁ
自分で思いつくことが大事。
いわゆるアハ体験です。
ご
く
軽
め
の
モ
カ
し
か
な
い
中
、
し
か
も
飲
め
る
覚
悟
長い回文が作れた時のアハ感は格別。
もちろん短くても十分楽しい。
葛
餅
の
ち
水
雲
あなたも作ってみませんか。
できなくても大丈夫。トライするだけで頭すっきり。
脳活ってそういうものらしい。
9年前、肩を傷めて右手でマウスを握れなくなった時期がありました。やむなく慣れない左手に持ち替えましたが、右手の何倍も時間がかかるのですごいストレスだった。ところがそのうち不思議な感覚に包まれたんです。頭の中が澄んでくるような。ふだん使わない筋肉をストレッチしているような。なので肩が治った今も、パソコン作業の半分は左手マウスに持ち替えてます。プチ左利きになりました。
下から読む回文は、あの透明な感覚を思い出させてくれます。
肘
鉄
っ
て
慈
悲
回文の素材は身の回りにたくさん。
たとえばあなたの名前とか。
ま
じ
怖
い
わ
小
島
最寄りの駅名とか。
豊
洲
で
す
よ
と
子供の学校行事とか。
予
餞
会
体
感
せ
よ
映画の推しキャラとか。
ロ
キ
、
起
き
ろ
こういうの思いついてはふとんの中でニヤニヤしています(怖っ)
既出作品と被りたくなければ、新語や時事ネタを詠むこむのも有りかも。
たとえばAIにからめて。
美
し
い
生
成
し
苦
痛
アルトマン氏の解任劇で。
サ
ム
の
提
案
、
相
手
飲
む
さ
きょうも一日、頭すっきり。
よかったら、あなたも。
脳
活
、
死
ん
で
い
る
遺
伝
子
使
う
の
。
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