賑わい再生「ヴォーリズ今津郵便局」
「旧今津郵便局が新たな使い方で、賑わいを取り戻してきている」と聞いて、ヴォーリズ今津郵便局の会 代表 大石 義一さんへお話を伺ってきました。
建築家であるウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した歴史的建物が立ち並ぶ今津町ヴォーリズ通り。その中の一つが、ヴォーリズ旧今津郵便局です。
「郵便局としての役割を終え、老朽化が進んでしまったこの建物をなんとか守りたい」と、地域の人や専門家などが知恵を出し合いながら、建物の掃除や修繕を行い、現在の形まで立て直されたそうです。
2Fの天井はまだ梁が見えていて、少しずつ修繕作業を進められている様子が感じられました。
「今ある建物を大事に保存し活用していきたい。この場所をきっかけに、人との出会いや交流や場として地域がつながる拠点となり、今津町にある”通り”全体の魅力を発信していきたい。ただ、建物を修繕し長く維持するには、時間もお金も手間もかかるため、たくさんの人の手や知恵をお借りしたい。」とおっしゃっていました。
最近では、若い人や移住者がイベントの企画など、建物の活用の仕方に新しい風が吹き込んでいます。
2Fでは、高島市在住のカメラマン オザキマサキさんが「オザキマサキ写真室」をオープン。この日は着物姿の女性の写真撮影をされていて、とてもレトロな雰囲気でした。
9月2日(土)には、3年ぶり開催となる「ヴォーリズ JAZZ NIGHT 2023」が開催されます。ヴォーリズ通り全体で、一夜限りのライブが楽しめるおすすめのイベントです。近所の人や友達を誘って、ぜひ参加してみてください。
取材:石倉 怜菜 編集:田中 可奈子
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