見出し画像

❨375❩1972.9.10.日.晴/リオデジャネイロ到着/ブラジル(Rio de Janeiro:Brazil)

山の上からの日昇は、また格別のものがあった。
日の出と共に、ダウンヒルを始めた。
これがあるから、自転車は面白い。
早朝のダウンヒル、約7km、胸がスーとした。 

道端のセニョーラがバナナ8本くれた。
ムイト・オブリガード。ポルトゲスは、これくらしか自信を持って話せない。ーアリガトウー

久しぶりにココを飲んだ(1クルセイロ)。中米を想い出す。

初めて、カニャ・ドゥルセというサトウキビのジュースを飲んだ。
あちこち道路脇で、騒々しい手動の機械を回してこれを作って売っている。
コップ一杯、氷入りが50円ぐらい。バツグンに甘くてうまい。安くてこんなにうまいものはないと思った。

しかし、今日はよく飲んだ。その中で昼に飲んだビールのうまさ、何に例えるものがあろうかと思える程だった。

5日目にして、やっとリオ・デ・ジャネイロへ来た。
カーニバルの事ぐらいしか知らなかったこの街。海岸線は実に美しい。が、まず、海岸の熱気に圧倒されそうだ。
人々は水着姿で、バスや町を歩いている。色とりどりであり、皮膚の色もまちまちだ。どこが活気にあふれている。

郊外の海で、チョット、浸かった。すごい人出で、自転車の置き場もない程だった。

高坂さん紹介のアメリカ人家族の家へは、6時近くにやっと着いた。

6人家族で皆んな日本に住んだ事がある人達で、主人(デイビット)も、奥さん(サリー)も子供たち(4人)も気楽で、すぐ打ち解けた。

髙坂さんからの電話で、スマのママさん等が、かなり心配してくれている様で、すまない程だ。

今夜はダブルのベッドにドカ~~ンと寝る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?