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❨515❩1973.1.28.日.曇/芯のある飯に、まずい干し肉3切れと、味も何もないカボチャ/アマゾン川:ブラジル

いつになく、一日中涼しかった。

今朝2時頃、サンパウロに着き、10時半まで泊まっていた。
その間、5匹の小物を釣った。

昼飯が遅く、3時だった。全く腹が立つ。
それも芯のある飯に、まずい干し肉3切れと、味も何もないカボチャ。
今はバッグに何も食物がなく、毎日この船のメシだけに頼っている。

夜はガスが切れたといって、残り飯にファリーニャと缶ミートを混ぜたもの。必死で噛んだもんだ。
クラッカーとバターで腹を満たす。
やっぱり食うべき物を食わないと、どうも落ち着かない。苛立たしい一日だった。

景色ばかり見ていると、自然と日本が浮かんでくる。早く帰りたいような、帰りたくない様な、不可解な気持ちになる。

そして、いつも俺の職業が次に気になるが、一体こんなにも迷ってどうなるんだ。
でも結局、時が来れば解決する事だとは思うが・・・・・

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