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❨816❩1973.11.23.金.晴/夜行列車でマドリードを出る/マドリード→:スペイン

マドリー 発。

9時起床。ここの資料「東南西北」より、北アフリカ・中近東の事を写す。

11時、ユースを出る。Atocha駅へ、地下鉄で行く。
1時発のは、特別料金(250ペセタ)が要るという事で、やむなく夜10時15分まで待つ事にした。

再度、プラド美術館行く。今日は、ゆっくりと観る。
1600年代のスペインの絵は暗い。
地獄絵というか、悪魔を対象にしたものが多い。
スゴイのは、裸体画。人間の表情、筋肉の強弱が、見事に描かれていた。
ブドウの絵が印象的。離れて見ると、生のブドウそのものだった。
それに、鳥獣戯画が面白く、当時の上下の階層を、明らかに表現していた。

ここ出てから、またまた、よく歩き回った。
よく見ると、マドリーも古い建物が並ぶ路地があって、情緒がある。

10時15分出発。
8人部屋に5人。その中3人(俺を入れ)日本人。あとフランス人、スペイン人が後。女性(16〜20)3人が加わり、窮屈になった。
女の子達は愉快で、夜三時頃まで、一緒に歌ったり騒いでいた。
エストレーリャ(17)、マリア(16)、アリア?(20)。

よくしゃべり、タバコを吹い、楽しい連中だった。

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