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❨647❩1973.6.7.火.晴/イヤな奴/ロサンゼルス:アメリカ合衆国

朝7時半頃から霧が晴れ、青空が見え始める。するともう、頭にひびく程の暑さになる。

暑くて暑くて、始終水をかぶりながら働いた。芝刈機の後から、一日中歩いている感じだ。暑いし、疲れる事。
ガーディナー(庭師)なんて名がついているが、百姓をやっているようだ。

これからこんなことでやっていけるのかと心配になるが、俺より体の小さい、弱々しい連中も頑張っているのだから、やれない筈がない。

これから、この暑さに耐えていく為には、飲・食・睡眠のバランスを保っていかねばならない。
何といっても稼ぐ為には、体力以外の何ものでもなのだから。

今日の仕事での失敗は、モーアーのキャッチャーのカケ棒を、はずして切った事。

 「ボス」というのが俺に金を払う人間だが、この「ボス」にも、ケチケチ、ノンビリ、コセコセ、ガミガミ、テイネイと、色々なタイプがあり、変わる度に、頭に来たりホッとしたりしている。

人間のイヤな奴を見ていると
全てが暗くなってくる

いなければいいと思うけれど
そんな奴でも、どこかで役にたっているかもしれない

でもそんな人間がいるおかげで
自分をそうしまいと努力する事も出来る

わからないのは、なぜ世間からそんなに
けむたがられる奴が
そうされまいと反省しないかという事

腹立たしいような悲しいような
モヤモヤしたものがこみ上げる

しかし、自分はどうだろう?

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