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❨691❩1973.7.21.土.晴//ポモナ:アメリカ合衆国

左腰の筋が痛む。ビッコを少し、まだひく。
今日は、仕事も疲れた感じ。面白くない一日 だった。

夜、フッと落ち着いたと思ったら今度は、吉、アニイ、自分の、今日のカスタマーから持って来たゴミを降ろすのを手伝えなんて云われ、2時間埃をかぶってやる。

俺は、これだけの束縛にも気がもめる。損とえば損な性だろう。
これから先も、人間の世を渡って行くに当たって、更に自分を殺して接しなければならないだろう。
自分の為だと思ってやれば、何でも出来ない事はないだろうが、そこが難しい。

高田好胤の『心』は、こんな俺の貧しい心を勇気づけてくれた。
生きることは、他人との問題より、自分との闘いの問題の方がずっと大きい。
今それが判りかけて来た。

30何億もの人間の中で、例え小さな田舎の町で生活するにも、他人を無視しては生きられない。

しかし、勘心な点は、他人に心を奪われない事。一度きりの人生、短い人生は、集中にのみある。よく生きる事は、よく学び、よく自分を活かすことである。
したい事をやらなければならない事を、自ら判断する事。

そして、常に広い心を失う事なく、苦しみが半分以上ある生活の中で、それをいかにして喜びに変えてゆくか、その辺に、俺の望む道がある。

それにしても、それにしても、何んとまあ、煩わしい事が多い事よ。

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