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❨62❩1971.11.2 火 晴 旅の目的
洗濯をし、シャワーを浴び、日程を再度確認。
2日泊まろうと思ったが、昼に出る。
町をゆっくり走りながら、子供の売っているココの店で休んだりしながら、郊外に出る。
いい町だと思うが、長くとどまる気にはなれない。
そのプランもなかった。
毎日足が棒になるまで走り、食って寝る。
この生活の中から、何が生まれるだろう。
この先1年余日。
もう1ヶ月になろうとしている。
数え切れない程の町や村を経て、数知れぬ程の人々に接して来た。
色々な苦しみを味わってきた。
今までにない苦しさをも多少知った。
これからは(も)それは免れないだろう。
そうだ! 俺は、日本にいては経験出来ない様な苦しみ、それを求めて来たんじゃないか?
その他に何があろう。
別に、美しい景色や、めずらしい物が見たいが為に来たんじゃない。
それは、副産物であり目標でしかない。
目的を見誤らないようにしなければ・・・。
後にも先にも、俺一人、誰も何も助けてはくれない。
自分を試すのに、今俺は絶好のポジションにある。
自分を活かすも殺すも俺次第。
四方道路に囲まれた草地に宿を取る。
Guadarajara
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