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❨736❩1973.9.4.火.曇(時々霧雨)/「人間革命」四巻感想文/ロサンゼルス:アメリカ合衆国

やっと「人間革命」四巻まで読み終った。
しみじみ、人間の偉大さを思わずにはいられない。

とことんまで、自分を宗教に賭ける男。
宗教を通じて、自己、人間完成をはかる男。兎に角、その執念のすさまじさに、心を打たれるというより、圧倒されそうになる。

正宗とは、それ程巨大な、深い、現実的な力を持っているのか?この四巻に至るまで、少しずつ考えた。
信徒になる、ならぬより前に、真に宗教が自分の為に必要なのか。又、プラスになるものなのか。やらぬより、やった方がいいとは思うが、そんな気持ちで信心したとして、何になろう。
やる以上は、本の主人公の如く、命までを捨てるつもりで、信じなければ役には立たないだろう。

正宗は勉強もしていないし、難しい哲学だから分からないが、この哲学に打ち込んだ戸田城聖、池田大作という人物を考えるに、この様な人間を生んだこの宗教を、ただの宗教とは思えないのだ。

なら、なぜやらぬ、と自問自答の様なことばかりしている今、やはり俺はまだ、見解が浅いのかも知れぬ。
勉強が足らないかも知れぬ。

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