「お酒」は飲食業界にとって都合のよいシステムであって、顧客には不利益なものです。『ゲコノミクス』

『ゲコノミクス　巨大市場を開拓せよ！』は、お酒を飲まない人向けのビジネスを模索するビジネス書です。
「日本人の成人の半分以上はお酒を飲まない人」「新たなビジネス：目新しいアイデアより穴を発見し埋める方法」「これからの日本企業はアルコールを介さずに社員と関連性を築くべき」など、今まで飲食業界が放置してきた「お酒を飲まない人」向けのマーケットだけでなく、アフター・コロナの世界での新しい日本の価値観を提示しています。
特に「日本人の酔い：怒りの閾値を上げるシステム」の考え方は新鮮でした。
通常思われているのとは逆に、日本人は怒りのキャパシティがすごく小さくて、すぐにブチ切れる可能性が高いので、お酒で怒りを収めていたようです。
「お酒」に対する価値観を変えてみませんか？

「お酒を飲まないことのメリットは時間」「酔いは権力者からプレゼント」「読書習慣がある人は散歩・ラジオ体操・食事制限よりも健康」などを通して、「お酒とは何か？」を問うています。
特に「失望最小化戦略(何もしない)より希望最大化戦略(同調圧力に屈しない)」は、リスク回避傾向にある日本人に対して警鐘を鳴らしています。
日本人は、よりリスクが少ない「何もしないこと」で失望を最小化しようとします。
逆によりよい未来にしたいなら、同調圧力に負けずに、自分の選択を自分で決める「自分が主人公」になることです。
お酒を飲まないことで肩身の狭い思いをしているサラリーマンにオススメです。

著　者：藤野英人
出版社：日本経済新聞出版
発売日：2020/5/12

#ゲコノミクス #巨大市場を開拓せよ #藤野英人 #日本経済新聞出版 #読書 #読書記録 #read #book #business

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B2%E3%82%B3%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%82%92%E9%96%8B%E6%8B%93%E3%81%9B%E3%82%88-%E8%97%A4%E9%87%8E-%E8%8B%B1%E4%BA%BA/dp/4532358558/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1606744641&sr=8-1