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間違った認識で、自分の幸福を壊さないために必要な知識とは?『絶望を希望に変える経済学』

『絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか』は、経済学の観点から現在の国際的な問題を検証するビジネス書です。
「移民の流入が受入国の賃金と雇用を押し下げることはない」「リソース(労働者・資本)はたやすく移動しない」「富裕層への減税は経済成長を生まない」など、格差・移民・環境の問題を追及し、解決策を模索します。
特に「産業革命の落ち込みが回復したのは65年を要した」は、これからの働き方に警鐘を鳴らします。
現在の自動化の波が1990年から30年ほどしか経過していないからです。
つまりあと35年はAIやロボットによる賃金の低下が続くのです。
AIやロボットに負けない働き方を模索するサラリーマンにオススメです。

「リソースを最適の用途に再配分するだけで大きなメリットが得られる」「会社が給与を裁量的に決めると従業員の手抜き・サボり・欠勤が増える」「希望は人間を前に進ませる燃料」などを通して、リソースの大切さを教えてくれます。
特に「成長は減速する」は、日本の現状を端的に表現しています。
日本凋落の原因は、「指導部が目標に縛られ、成長を取り戻そうと偏った決定を下した」からです。
成長が減速する事実を覆い隠して、無謀な目標に終始したからです。
日本をけん引する指導部は、この本を読んで反省して欲しいです。

著 者:アビジット=V=バナジー・エステル=デュフロ・村井章子
出版社:日本経済新聞出版
発売日:2020/5/12

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