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[徹底解剖]これを読めばわかる。僕はこうしてプロテニスプレイヤーになったpart1


今回は僕が高校卒業時18歳でプロに転向するまで、どのような道のりを歩んできたかお伝えします。
プロを目指すジュニアやその親御さん、そうでない方々にも見て欲しいです。

まず僕が生まれたのは石川県で、津幡町という田舎町で育ちました。人口4万人ほどの町です。
テニスを始めたのは5歳のときで、きっかけはテニスをしていた母の影響です。
最初は週1.2回小さいラケットと柔らかいボールで打つところから始めました。

小学校2年生のときに初めて12歳以下の県の大会に出ました。
サーブもそんなに入りませんでしたが、とりあえず挑戦することが大事だと思います。
親御さんでよく「ウチの子はまだ試合に出れるレベルじゃなくて」と言っている人がいますが、もったいないです。とりあえず試合に出ないと、練習への取り組みも良くなりません。

小学校3年生になると、母に指導をしてもらい、週7日練習をするようになりました。雨等で出来ない日もありましたが、大げさな言い方抜きで週7日。2時間〜4時間の練習だったと思います。
母は大人になってからテニスを始めたので、選手だったわけでも、指導経験があったわけでもないところから、独学で沢山勉強をして指導してくれました。

練習内容はとても厳しいもので、正直練習に行くのが辛い気持ちはありました。
只、苦しい練習を乗り越えられたのは、グランドスラムで活躍するという夢を持っていたからです。
グランドスラムに出場する為の目標設定を行い、逆算した上で目の前の目標もちゃんと持っていたので、辛い思い、苦しい練習にもひたすら耐えて頑張ることが出来ました。

4年生から試合でどんどん勝てるようになっていき、冬には12歳以下の北信越大会で3位になりました。
小学5年で北信越小学生で優勝し、初めて全国大会に出場。ここから全国大会に行くのが当たり前になりました。

早生まれなので、中学1年の時に12歳以下の全国選抜で3位、全日本Jrでベスト8。
夢からの逆算では、この時優勝をするはずでしたが、それは叶いませんでした。
全日本の準々決勝で負けた後、コートサイドで3時間以上うなだれていたエピソードは今では笑える話です。笑

中2になると13歳以下の全国大会で準優勝。全国の舞台には慣れてきましたが、目標としている優勝には届きません。中3の全国選抜14歳以下で準優勝。現在プロで活躍している西岡良仁選手にずっと決勝で負け続けていました。

この頃には1年で3回ほど修造チャレンジという松岡修造さんの合宿にも参加していて、色々印象に残る経験もさせていただきました。
合宿では厳しい練習やとんでもなく緊張感の高いミーティング、仲間との時間沢山の思い出があります。
強面の修造さんやその他スタッフの方が待っている部屋に1人で向かい、入室した瞬間に音楽を流され、「感じたままに踊れ」との指令があった時にはどうしようかと思いました笑

この頃に14歳以下世界国別対抗戦の日本代表に選んでもらい、7月から40日間のヨーロッパ遠征に行きました。初めての海外は小6の際に石川県の強化遠征で行った韓国でしたが、このような長期間の遠征は初めてでした。

遠征では世界各国の14歳以下のトップ選手が集まるトーナメントに出場し、シングルスで優勝、ダブルスで優勝したり自分が世界で通用する事を知りました。
遠征の最後を締めくくるワールドジュニア(世界国別対抗戦)ではTeam Japanとして3位で表彰台に立つ事が出来ました。(ここでは西岡選手とチームメイトとして共に戦いました)
長い遠征でもホームシックになる事もなく、元々遠征に行くのには向いてるのだと思います。

小さい頃からずっと世界で活躍したいという思いでやっていましたが、どんどん具体的になってきていました。

中3の夏からITF(International Tennis Federation)の国際大会に出場するようになり、秋にはフィリピン、冬にはマレーシアに遠征にも行きました。この頃の遠征は日本テニス協会とJOC(オリンピック協会)に遠征費の3分の2を補助してもらっていきました。
沢山の経験をさせてもらって感謝ですし、それでも高額の自己負担の費用を出してくれた両親には本当に感謝です。

ここでチラッと挟みますが、家は父親が会社員、母親がパートタイムで働きながらテニスの指導をしていたので、決して裕福な家庭だった訳ではなく、その中でテニスに関しては不自由なくやらせてくれた事には本当に感謝してもしきれないです。

とここまで中学時代の話をしましたが、ここから先の話は次回の記事で書かせていただきます。
長くなると見てる方の集中力が続かないかなと、、いうのもありますが、自分もなかなか文をまとめられなくなってしまいますので、

ですので、次回は高校入学からのお話になります!楽しみに!
お読みいただきありがとうございました!



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