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僕が学んだコミュニケーションの心得

コミュニケーションが上手いと自己評価できるだろうか。僕はできない。自分の思うコミュニケーションが上手い人の理想像に遠く及ばないからだ。

まずそれはどんな人かと言うと、

人の五感に触れる話し方ができる
人の話を心から受け止めることができる
影響力があり人を動かせる
求心力があり人が集まってくる
弱っている人をほっとかない
人を助ける力を持っている

こんな人が僕の理想像。自分は及ばないけど、これにドンピシャであてはまっている人はいる。だからできないと思い込まず、全ての項目を満たせるよう努力を続けることは絶対にやめない。

たった一人を救えるか?

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ここ最近、複数人が集まる場でのコミュニケーションの取り方について思うことがあった。同じ価値観を共有するコミュニティや、同じ組織のメンバー同士など、何か共通項があって集う機会というのは誰しもあるだろう。

そんな時に僕が大事にしているのはコミュニティに入りきれてない人を放置しない、もしくは誰かが入りきれなくなる前に防ぐことだ。

これはあのキングコング西野さんと一緒に働いている方の中に、田村プロデューサーという素敵な女性がいて、その方が実践されていることでもある。ちなみに田村プロデューサーは西野さんが認める超優秀な方で、圧倒的にコミュニケーションの取り方が上手い。月に何千万、一瞬で何億とお金を動かすような人が超優秀と言うのだから間違いない。

田村さんの凄いところは、インフルエンサーのように自分の影響力を持って人を惹きつけるのではなく、ごく一般的な社会人としても必要なコミュニケーションスキルが半端じゃないのだ。

そんな人がコミュニケーションの取り方で大事にされていることが「コミュニティに入りきれてない人を放置しない」である。このこと自体はちょっと意識すれば誰でもすぐにできることだ。だけど、実際にできている人は少ないという。

このことが実践できるかどうかで、人からの信頼を得られる度合いが格段に違う。超一流が集う場でも必要なのだから、これを取り入れない理由が自分にはなかった。

だから実際に僕もかなり意識し、あらゆるところで全体の状況を見るようにしている。ちなみにオフラインでもオンラインでもだ。

オフラインだと表情、話に入る回数、話す長さ、仕草など観察すると、楽しんでいるのかどうか「わかる」と断言はできないが、その場での仮説を元に話しかけることでより確実にわかる。

オンラインだと文章、返信の早さ、回数、それとSNSでありがちなのがシェアと「いいね」というリアクションを気にしている。最近あった出来事としては、同じコミュニティで集まる人たちのSNSで、発言が注目される人とされない人の差が大きかったということがあった。もしかしたら、「なんであの人の発言シェアされたり、いいねがつくのに、私のは…」と思っていたらいけないと思って個別にリプを送った。

ただそのことについてわざわざ「寂しかったですか?」なんて聞くわけないから、実際はどう思っていたかなんてわからない。結果が現れるのは継続したもっと先のことだ。

一人も寂しい思いをさせない

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まずシンプルに行動が間違っていなければ、その人はとても喜んでくれる。わざとらしくなければ、自分がされても嬉しいと思う。

そしてこういった人はどちらかと言えば、コミュニティ内であまり影響力を持ててない人だと認識されてしまっている。周りはまったく悪気もないし、嫌いでもないのだけれど、人はついつい自分の利益のため影響力のある人にすり寄ってしまう。

これは否定ではなく、人の習性だと思うし、むしろこの「影響力のある人にすり寄る」力は仕事を取るためには必須のスキルだ。すり寄る、という言い方に不快感を示されたら申し訳ない。ただニュアンスがオブラートにならず伝わりやすいと思ったので使わせていただいた。

なのでついついコミュニティは影響力のある人に注目や会話が集まる。それはそれでいいのだが、そんな時にちょっと周りを見渡してみると手を差し伸べて欲しい人はいるかもしれない。もし自分が会話の中心になったとしても考え方は同じで、話の振り方に少し気をつけてコミュニティに招き入れる。

誰にもその場で寂しい思いをさせない。

こういうことを意識するようになってから、抽象的だが明らかに自分の「運」のようなものが良くなった気がする。直接的には関係ないのかもしれないが仕事も沢山いただけるし、今のところ仕事がないという不安もない。

物事を上手く進めるには間違いなくコミュニケーションが大事だ。あくまで持論だが、スキルよりもセンスよりも、コミュニケーション力があるほうが現代社会で生き残っていけるとすら思っている。

そしてこれは誰でもできる。コミュニケーションが苦手な人でも、昨日書いた「信じて待つ」の中でも出てきた不安症を抱えた人でもきっとできる。

僕が学んだこのコミュニケーションの大切さを、おしつけるのではなく一緒に会話をすることで、自然と気付いてもらえるようにしたい。

だからこそ、これからも誰一人として寂しい思いをしないよう気をつける。

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