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摂津峡|大阪北摂エリアの、古くから親しまれる景勝地

 アジサイの咲く道をマス釣り場へと進み、摂津峡大橋を渡る。渓谷に足を踏み入れると、沢と岩が織りなす涼やかな世界が広がっていた。

 うだるような暑さの中、木陰に入るとすっと汗が和らぐ。沢の水は冷たくて、地上を吹く生暖かい風も、渓谷を吹き抜けるころには爽やかな風へと変わってゆく。あたりには沢のせせらぎしか聞こえない。

写真中央あたりに見える大きな岩は「夫婦岩」。摂津峡にはいくつか名物の奇岩がある。

 摂津峡は大阪府高槻市に流れる芥川の、中上流域に位置する。江戸時代から摂津峡と呼ばれ、アユやカジカが生息するこの美しい渓谷は、大阪・北摂エリアの景勝地として古くから親しまれてきた。春は桜、夏はホタル、秋の紅葉と四季折々の表情を見せ、ハイキングコースや公園が整備されている。

 上の口バス停から渓谷に入り、途中の分岐を北へ。その先にあるのは白滝だ。

滝の流れを、速いシャッタースピードでピタリと止めて撮影した。

 高さ15m、幅5mの滝は決して大きくはないが、その姿は清々しく渓谷の風情によく似合う。滝の前には、滝壺へと続く桟橋やベンチがあり、水しぶきを間近に感じながら、お弁当を食べてゆっくりと過ごした。

 白滝から再び渓谷の遊歩道へと戻り、桜広場を目指して歩いてゆく。

 塚脇のバス停から帰路についた。

遊歩道から白滝への分岐。
渓谷のすぐ脇に遊歩道が整備され、河原に下りられる場所もある。

摂津峡のデータ

マップは摂津峡公式サイトからダウンロード。

  • 距離:3.4km

  • コースタイム:約50分

  • コース:上の口バス停→芥川マス釣り場→摂津峡大橋→白滝→桜広場→塚脇バス停

  • アクセス:行き・JR「高槻」駅より市営バス⇒「上の口」下車|帰り・摂津峡公園桜広場から市営バス「塚脇」バス停へ。

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