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今だからこそ、ミャンマーの世界遺産の魅力を伝えたい


ミャンマーには世界遺産に登録されている遺産が2つあります。

それは仏教×建築物が合わさっていて、他に例を見ないほどの聖なる景観だと言われています。


世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン」

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ミャンマーの中央平原に位置する「バガン」は、ミャンマーで最初の統一王朝であるバガン朝の都として11~13世紀にかけて栄えました。

なんとバガンには、3000以上の仏塔パゴダといいます)が立ち並びます!

形や色、パゴダ周辺の森林や山などの景観も含め、私たちが住む日本では見ないですよね!
外国の方は日本にある三重塔や五重塔のような建物を珍しいと思うだろうから、それと同じ感覚なのかも。

しかし13世紀に入るとバガン朝の国力は衰え、元によって滅びます。
一説によると、パゴダをつくりすぎたことで国が傾いてしまったのではないかと言われています。
世界遺産を勉強していると、よーく出てくる「建物に命燃やしたぜ問題」(笑)
タージ・マハルもつくったら国が傾いたと言われています。
それだけ凄い時間・労力をかけた傑作ってことですね!

あの時代に3000以上ものパゴダつくるのも、大変だったのではないかと思います。
力を入れていたからこそ、現在に渡り「美しい景観パゴダ」として大切にされてきたんでしょうね!

それに、戦闘のための準備より建物をつくるほうが楽しいですもんね!(笑)...というのはあくまで創作大好きな私の意見です。(笑)
当時国王は、「パゴダをつくることは神仏からよい報いを与えられる、良い行いである」と考えていたんだそうです。それでたくさんパゴダをつくったんだそうです!

カンボジアのアンコールの遺跡群、インドネシアのボロブドゥールと並ぶ、三大仏教遺跡のひとつとして、世界遺産に登録されています。



この目で見たい「黄金のパゴダ」

バガンは8つの構成資産から成り立っています。

先ほど紹介した仏塔(パゴダ)をはじめ、寺院、修道院、巡礼者施設、考古遺跡、フレスコ画、彫像などが含まれます。

その中でも有名な遺産が「シュエズィーゴン・パゴダ」!!

シュエズィーゴンパゴダ95-000022_img01

画像引用:横断検索型の旅行提案サービスTavitt
https://tavitt.jp/spot/shwezigon-pagoda/

あああ圧倒される!!!写真からでも伝わる凄さ。本当にすんばらしいです...!!

名前は知らなくてもTVや本で見たことある方も多いのではないでしょうか。

「シュエズィーゴン・パゴダ」は、バガンで現存する最古のパゴダと言われています。

11世紀に建てられて以降、何度も修復をして黄金の輝きを保っています。

ミャンマーは1975年、2016年と大きな地震に見舞われました。それでも景観が保たれているのは、ユネスコとミャンマー政府の「努力の証」だと言われています。


ミャンマー初の世界遺産「ピュー族の古代都市群」

ミャンマーには「バガン」の他にもう一つ、「ピュー族の古代都市群」という世界遺産があります。

ピュー族20160810_-_Sri_Ksetra_-_East_Zegu_Temple_-_9310

画像引用:skyticket 観光ガイド https://skyticket.jp/guide/112344

ミャンマー初の世界遺産で、1000年以上かけて繁栄したピュー族の王国群を今に伝えています。

【ピュー族】チベット・ビルマ語派に属する言語を使っていたミャンマーの古代民族。イラワジ川流域を中心に小さな城砦国家を築いて住んでいた。
引用:コトバンク

ピュー族は3世紀の中国の文献に登場していて、「ピュー」という名称もこの文献から来ています。

レンガ造りの城壁や塀で囲まれた3つの都市が世界遺産として登録されています。

「ハリン」「ベイッタン」「シュリ・クシェートラ」の3都市が世界遺産に登録されています。観光地として有名なのが、「シュリ・クシェートラ」です。

シュリ・クシェートラ20160810_Palace_Sri_Ksetra_9190-e1523594918618

画像引用:skyticket 観光ガイド https://skyticket.jp/guide/112344

ピュー族の古代都市群の中でも最大規模を誇ります。

紀元前から繁栄したとされるピュー族王国の城壁が今でも残っているのは凄いですよね!周辺には博物館もあるそうです。

この遺産はインドの文化とともに仏教が東南アジアに伝わったと証明する遺産でもあり、支配層から農業労働者まで、すべての階級に浸透し、仏教が政治、経済、文化の中心であったことを伝える遺産でもあります。


さいごに


今私の地域では結構強い雨が降っている。「折り畳みしかないからきっと濡れるだろうな、嫌だな」そんなことを考えたりもして。でもそんな悩みなんてどうでもよくって、なんて贅沢な悩みなんだろう、と。

ミャンマーのニュース、記事を読んで、同世代の方がデモで命を落としたり、ヤンゴンから出ようとしたら軍隊に連れていかれ、消息がわからない方がいたり...日本では考えられないことが起こっているのを知りました。

「ミャンマーの平和のためなら命を落としても構わない」という10代もいるとニュースでやっていました。私にはそんなことができるのだろうか。

コロナウイルスで各国大変だから、ミャンマーのクーデターだけに目を向けることなんてできないと思う。日本も蔓延防止策やオリンピックについての議論ばかり。こればかりは仕方がないことだけど、もう少し、もう少しだけ。今世界が、ミャンマーがどうなっているのかを知ることも大切なんじゃないかなと思う。

この記事を読んで「ミャンマーってこんな国なんだ!」「ミャンマーにはこんな素敵な遺産があるんだ!」と思っていただけたら嬉しいです。
興味関心を持つことで何かのきっかけとなりますように。

#SaveMyanmar


↓世界遺産だけじゃない!ミャンマーの魅力はたくさんあります↓





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