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タージ・マハルはお城ではない!

〜たかさらと旅する世界遺産〜

インドにあるタージ・マハル。とても有名な建物です。耳にしたり、本やTVなどで一度は見たことあるのではないでしょうか?
タージ・マハルは世界遺産です。

ディズニー映画「アラジン」に出てくるお城もこのタージ・マハルがモデルになったと言われています。


私は行ってみたい世界遺産ベスト5に入ります...!それくらい美しく、勇敢にそびえ立つタージ・マハルは魅力的な遺産だと思います。

ところで皆さんタージ・マハルをお城だと思っていませんか?


実はタージ・マハルはお墓なんです!!!


タージ・マハルはお墓

タージ・マハルはお城に見えますが実はこれ、お墓なんです!!(大事なことなので2回言うよ!笑)

霊廟(れいびょう)と言って、先祖の霊を祀った建築物なんですよ〜!

私もこの事実を知るまでは完全にアラジンの影響で国王や姫が今でも住んでいる城(トラとかもいるんじゃないか、みたいな笑)と勝手に勘違いをしていました!(笑)

17世紀(日本だと江戸時代)にムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建設されました。

誰のお墓かというと...シャー・ジャハーンの愛妻(ムムターズ・マハル)のお墓!

そう!つまり、シャー・ジャハーンは愛する妻のためにタージ・マハルをつくったのです!こんなにも巨大なお墓を20年もの歳月をかけて創り上げました...。シンプルに凄いなこのお方。(笑)


妻のためなら何でもします


シャー・ジャハーンの妻、ムムターズ・マハルは36歳の若さで病死しました。

悲しみに暮れ喪に服したシャー・ジャハーンは、2年後にヤムナー川のほとりでタージ・マハルの建設を始めます。

建設にあたり、シャー・ジャハーンは世界各地から職人を集めました。
デリー城(インドにある赤いお城。こちらも世界遺産)の設計にも携わったペルシア人や(※諸説あり)、フランスの金細工師、イタリアの宝石工など様々な職人が携わったそうです。ムガル帝国の建築様式だけでなく、世界各地から職人を集めただけに、ペルシア様式やヨーロッパのバロック様式、様々な建築様式が見られるのも特徴のひとつです。

そして何より、労力だけでなく費用も莫大だったそう...。

もうこの時点で本気度が凄い...!(笑)きっとシャー・ジャハーンの悲しみはこのぐらい壮大なものだったのではないかと考えられます。 

そして、タージ・マハルを建設するにあたって外観にもかなりこだわったそうで、正面からの外観はもちろん、敷地内も完全な左右対称となっているのです!
左右対称って今でも美しいというイメージがありますよね〜!この頃からあったんですねー!!

真っ白な大理石というイメージが強いですが、他にも大理石を彫って作られたレリーフや聖典である「コーラン」の一節をアラビア文字で表したり、アラベスク模様の壁など芸術美溢れる建築物となっています。


また、世界遺産登録基準は全部で10項目あり、複数の項目で登録されている遺産が多い中、タージ・マハルは登録基準( i )のみで世界遺産に登録されています。( i )だけで登録されているのは3件しかありません。その中のひとつがタージ・マハルなので、まさに傑作の遺産といえます!

登録基準( i )...人類の創造的才能を表す傑作。

引用 : 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟


夢に終わった黒いタージ・マハル

タージ・マハルを20年もの歳月をかけてをつくりあげましたが、シャー・ジャハーンの抱く夢はそれだけではありませんでした。

妻が眠るタージ・マハルのふもとにあるヤムナー川の対岸に黒い大理石の霊廟(つまり黒いタージ・マハルをつくり、橋で繋ぐという構想を抱いていたそうなのです!
そのお墓はそう、自分自身のもの。

しかし、その夢は叶うことはありませんでした。
タージ・マハルが完成後、病気になってしまったのです。そしてタージマハル建設にあたりお金を使いすぎたことで国が傾きました。

そういった父の様子を見兼ねた息子、アウラングゼーブによってアーグラ城(こちらも世界遺産)に晩年幽閉されてしまったのです。

アーグラ城から遠く見えるタージ・マハルを眺めながら最期を過ごしたシャー・ジャハーンは74歳で亡くなりました。こうして黒いタージ・マハル計画は夢に終わったのです...。 

その後、彼の棺はタージ・マハル地下の妻の棺の隣に安置されたそうです。

よかった〜!橋で霊廟を繋げる計画は叶わなかったけれど、隣にいれば安心ですね。

それにしても息子、父を幽閉させちゃうとは...!(°_°)

私の感想としては、白い霊廟と黒い霊廟が並んでるところ、見たかった!!
どんな感じだったのかな〜。想像するだけで楽しい!絶対圧巻の美だったはず!

でもまあタージ・マハルをつくるだけでも、もの凄い労力と費用なので、もし幽閉されていなくても厳しかったんじゃないかなあと思います(・・;)


さいごに

さて今回はタージ・マハル編でした!いかがでしたか?

有名な建物ですが知らないこともたくさん!私も記事を書いていて改めて勉強になることばかりで、かなりインプットできている気がします。

そして何よりタージ・マハルを自分の目で見たいという気持ちが高まりました!

今はコロナウイルスで海外旅行ができない状況なので、この記事を読んで少しでも旅行したような、楽しい気持ちになっていただけたら嬉しいです!

次の「たかさらと旅する世界遺産」もお楽しみに〜!☺︎☺︎

#全く新しい世界

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