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健康維持のための理解と配慮(健康だより10月号)

秋になりました。今年は少し早めにインフルエンザが流行してきましたね。東京都感染症情報センターによれば、東京都では先月、インフルエンザの流行注意報が発表されました。電車内のマスク予防される方も多く見かけるようになりました。
私たちは状況を把握するため定期的にセンターHPを確認するのですが、ここに「都内流行マップ(保健所別)」があります。みなさん、ご存知ですか? 都内といっても広いので、正確に流行を捉えて、心構えをしていくために役立てています。

東京都感染症情報センター https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/flu/flu/


健康だよりをきっかけにして具体的支援を見直す

健康だよりでは、”健康管理のための視点”を再確認していきます。その内容はご家族にとっては当たり前のことかもしれませんが、知的障害のある場合、ご本人に対して理解を促したり、実行のための工夫をしたりする必要があるからです。それは、何でもやってあげるわけでなく、出来ることは自分で行える適切なサポートによって、自尊心を維持してほしいと考えているからです。

今月は「インフルエンザ予防と手洗いチェック」

今月の健康だよりは、インフルエンザ予防と手洗いチェックを取り上げ、初期症状や予防策をまとめてみました(後述掲載)。例えば、以下のような点で家庭や事業所等での生活を振り返ってみましょう。
 🟡手洗い・手指消毒の習慣があるか。
 🟡体温測定などの健康チェックの習慣があるか。
 🟡自ら実行しようとするための構造化が施されているか。
 🟡健康チェックはデータ化され、平均値を把握できているか。
 🟡スキルの習熟度に応じた支援ができているか(達成度と支援量)

さらに手洗いに関するチェックのポイントを掲載しました。手洗いで不十分になりやすい箇所を図示しましたので、ご活用ください。大まかに3つの段階で振り返って、支援のポイントを振り返ってみたいと思います。
 🟢している手洗い(不十分でもいいから自ら行っている)
 🟢できる手洗い(自ら行っていないが促せば行える)
 🟢できない手洗い(促しても出来ない、行おうとしない)
今月、家庭や事業所内でしっかりチェックして、教材や手がかりツールの再評価を行っていきたいと思います。


<私たちのこと>
社会福祉法人宝ものは、本人主体で生涯を送ることができるように、意思決定を支援します。ここに集う方は皆さんが「宝もの」です。家族、地域社会、人類にとっての「宝もの」として光り輝く存在になるよう、共に努力を重ねることを誓います。
法人概要:社会福祉法人宝もの
所在地:東京都国分寺市内藤二丁目41-69
設立日:令和4年9月28日
事業所:令和5年7月1日開所 
    多機能型事業所(自立訓練6名・生活介護14名)
    相談支援事業 *準備中

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