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あなたが4歳~5歳の頃に受けた「話し方」の授業 大人の問いかけ・読み聞かせが可能性を広げる

あなたは話し方は誰から
学びましたか?

プロでもない限りは
「なんとなくできた」という
感じでしょう。

人は一般に生後12ヶ月~18ヶ月の間に
初めて言葉を発します。
そして4歳~4歳半のうちに、
言葉を駆使して会話が
できるようになります。

実はこれはすごいことです。
一言に口語といっても
音韻、意味、構文などの要素を
自然に理解していなければなりません。

もちろん、きちんと学ぶのは
小学校に上がってからです。

しかし、それ以前の教室がない時代に
その大きな土台が築かれていました。

1.  大人との問答で言葉の力は芽生える

土台を築いたのは、
両親や幼稚園の先生などの周囲の大人との
【問答】です。

大人の問いかけに答えるために
子どもは必死に持てる語彙を
組み合わせて、自分を表現します。

その過程で子どもの言語能力を
大きく磨かれます。

そこで大切なのは、子どもを
1人の対話者として扱うことです。

さらに上級の方法があります。

2. 「読み聞かせ」で言葉の力は飛躍する

読字研究者
ヴィクトリア・パーセル・ゲイツは
興味深い研究を発表しました。

まだ字の読めない5歳児を対象に
2年間、親御さんにあることを
お願いします。

それは週5回以上の読み聞かせでした。

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ゲイツは、そうしたお子さん達に
誕生日などの自己紹介や
人形への読み聞かせごっこを
してもらいその語彙力を観察しました。

すると、驚くべきことが分かりました。

学校で「読み書き」を
習っていないにも関わらず、
洗練された統語形式や長い言い回し
関係詞節などの高度な表現を駆使したのです。

こうした現象は、読み聞かせがない
子どもたちには見られないものでした。

3. 「話す力」は「読む力」「聞く力」から伸びていく

いかがでしたか?

私たちは「読む」ことと
「話す」ことを分けて考えがちです。

しかし、「話す」ための語彙は
「読み」「聞く」ことでしか
増えていかないのです。

「話し方」を学ぶには、今からでも
「読むこと」を始めましょう。

あるいは人の読む言葉に
耳を傾けてみましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

これは「癒し」の現場にも
通じることです。深い癒しと
解放を感じられる方は、
自分を表現する言葉を
持てた方です。カウンセラーの
役割の1つは、クライエントの
自己表現の語彙を増やしていくことです。
こうしたあり方に興味のある方は
こちらのオンラインセミナーに
お越しください。
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参考文献(P.134~135)
参考論文


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