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1-14 財政破綻ってそもそも何?

よく
『日本は財政破綻がー。』
という内容を見たりしますが、
そもそも財政破綻というものは
何なのでしょうか?

財政破綻は
簡易的に言えば
借りたお金を返せなくなること。

専門用語では、
債務不履行となります。

債務(借金)を負った人が
債権者(お金を貸した人)に対して、
返済義務を履行できなくなる
(借金を返せなくなる)ことを
意味しています。

債務自体にも、
利息がついていますので、
その利払いができなくなることも
財政破綻と言えます。

以前の記事でも、
ギリシャやレバノンの財政破綻を
解説しました。

・ギリシャはECBに対するユーロ建て
・レバノンはアメリカに対するドル建て

の借金を行ったことによって、
破綻しているわけですね。

それぞれの国は、
ユーロ、ドルを発行する
手段はないために、
その相当額を税金や、
貿易などで確保する必要が
出てきます。

もし、確保できなければ、
債務不履行となり、
財政破綻が成立します。

では、
日本ではどうなるのでしょうか?

日本政府が発行した国債については、
誰が何で買うのだったのでしょうか?

そうです。

民間銀行が、
日銀当座預金で買っていましたよね。

日銀当座預金は、
民間には絶対に出回ることのない
お金になります。

通貨単位は円で共通です。

発行者は、日本銀行。

では、
自国の中央銀行が
発行している通貨で、
日本政府が債務を負って、
その債務が不履行になるのでしょうか?

なかなか考えられませんよね。

日本政府が円建ての日本国債で
財政破綻を起こすことは
まずあり得ないと言えます。

次回もお楽しみに!


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