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投資の長期目線の大切さって?

富裕層に限らず、
全ての個人投資家にとっての
大前提でいえることは
株式投資において、
つねに長期目線を忘れないということです。

どのくらいの期間から、
長期と呼べるのかについては
明確な定義はありませんが、
国債は10年ものから長期と
言われているため、
長期投資は10年以上となると感じます。

もう若くないから、
10年以上の長期投資をするには遅すぎる
などと言われる人もいますが
あの投資の神様ウォーレン・バフェットさんは、
1930年生まれの92歳ですが、
1,000億ドル(約13兆円以上)ともいわれる莫大な資産のうち、
95%以上は65歳以降に増えたもの
とされています。

投資は若いうちに始めるに
越したことはありませんが、
たとえ定年後に始めたとしても
決して遅すぎるということはありません。

個人投資家のメリットって?

個人投資家の大きなメリットは、
機関投資家とは違い
自分が最終決定者のため、
やりたい投資を思い通りに実施できる点です。

一方で、
大勢から資金を集めて資産運用する機関投資家は、
クライアントのために
より短いスパンで決められた
収益を上げることが求められます。

というのも、
機関投資家のアクティブ運用では、
それがクリアできないと、
資金が流出してしまう恐れがあるためです。

「いまは一時的にマイナスだけど、
5年後にはプラス20%になる期待もあるから、我慢してね!」
という主張は許されません。

自己資金を扱う個人投資家は、
そんな制約はないので、
自分次第で長期目線を貫いて
利益を上げられるのです。

金銭的な余裕が少なく、
投資リテラシーが低い人に限って、
元手がすぐに2倍とか3倍になる
などの投機色の強い投資を
好む傾向があるとされています。

FX(外国為替証拠金取引)や暗号資産(仮想通貨)のように、
短期でラクに儲かる方法はないか
と考えがちなのでしょう。

ダイエットでも、
太っている人ほど、
「1か月で10㎏痩やせる!」といった
無茶な目標を掲げたものの、
失敗してリバウンドするケースが多いです。

短期的なダイエットが
失敗に終わりやすいように、
短期的な投資もなかなか成功するのは難しい
と覚悟したほうが良いです。

短期で儲かる金融商品があっても、
それは間違いなくハイリスク・ハイリターン。 

運よく儲かる可能性もありますが、
貴重な資産を失うリスクも高く、
投資というステージからの
早期退場を強いられるリスクさえ
抱えなければならないケースもあります。

ダイエットはお金がかからないので
(お金のかかる方法もありますけど・・・)、
リバウンドするたびに再挑戦すれば済みます。

しかし、
ハイリターンを狙った投資で一度に大金を失うと、
再挑戦は難しくなり、
精神的な痛手も大きいです。

丁半博打ばくちのような
為替のバイナリーオプション取引
(決められた時点での騰落を予測して、
ある値よりも高いか低いかを二者択一で選ぶ取引)を使い
倍々ゲームで稼いで、
「資産総額があっという間に1億円を超えた!」といった
夢のような成功例がネットなどで紹介されることもあります。

ただ、
それが事実だったとしても、
そっくりそのままマネできて、
成功する確率は限りなく低く、
再現性は担保されません。

安易なギャンブルに走らず、
個人投資家のメリットを生かしながら、
長期目線で、再現性の高い投資を
続けていくことが、基本中の基本となります。

一緒に学んでいきましょう!

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