【ケセラセラなおっさん物語】~親が離婚してやさぐれて、アトピーひどくて引きこもりの自殺願望幼児が能天気なおじさんになるまで~
現在ぼくは、人からこんな感じに思われている。
「生き方がうらやましい」
「おもしろいひと」
「悩みなさそう」
・・おいっ!
(※妻の職場のひととか知人とか調べ。
妻の職場に関しては「あんたが面白おかしく言ってるだけなのでは?」
とか、、、言えない。)
そう、じっさい能天気なおっさんなんだが、
これでもイロイロあった。
ていうか、人生でなんにもない時ってある?
人それぞれ、イロイロあると思うんだよね~。
自分の生い立ちに関しては、これまでにもいろいろな媒体に
書きかけてはやめて・・
書きかけてはやめて・・
を繰り返していたけど、今回は
じっくり、ゆっくり、ちょっとづつ
書いていこうと思う。
自分の人生を振り返るってのもあるけど、ひょっとしたら誰かの役に立つかもしれない。
「あ~こんなヤツでも能天気になれるのか。人生おもろ。あした死のうと思ってたけど、あさってにしよう。」
くらいには延命効果あるかもしんないから。
では、はじまりまじまり~。
ケセラセラなおっさん物語
最初の記憶
ぼくの最初の記憶は、母に捨てられた記憶だ。
そのころ頻繁に見ていた夢がある。
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小さなぼくはやたら広い、
本当に駄々っ広い畑の端っこに立っていて、
畑の反対側で母親が遠ざかって行くのが見える。
「お母さ~ん!」
と叫びながら必死で走って追いかけるんだけど、
もの凄く足が重くて、
おまけに畑の土に足を取られて何度もコケて・・・
そのたびに必死で起き上がって泣きながら
「お母さ~ん!お母さ~ん!!」
って何度も叫ぶんだけど、全然追い付けなくて。
「お母さ~ん!お母さ~ん!!」って、
ぼくは、泥だらけになって泣きじゃくって
泣いて、叫んで・・・。
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いつもそこで目が覚めて、頬には涙で濡れた跡がついていた。
誰もいない畳の部屋。
家にも人の気配はない。
「なんでぼくは、こんなところで毎日泣いて暮らしてるんだろう?」
毎日毎日、そう思っていた。
つづく
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