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投資家視点で考える水の希少価値 #181

日曜日に立ち寄った山梨県にある「道の駅なるさわ」の水くみ場では、富士山の湧き水がタダで採取できるようになっていました。

地元の方がポリタンクに詰めて運んでいましたし、観光で訪れる方もペットボトルに入れて飲んでいました。

世界に誇る霊峰富士山の湧き水。海外の人から見たら、ものすごい価値のあるものに見えると思います。

道の駅なるさわの水くみ場
タダで水が飲めるという奇跡のような場所に見えてくる

投資家目線で見ると、まさにこうしたギャップのある市場にこそチャンスがあります。


マーケットを切り拓いた先達たち

これだけ水が豊富な日本に、フランスボルビックの水を輸入しようと企んだ商社マンの商売センス、南アルプスの天然水というブランディングを成功させたサントリーの商品企画、などなど、市場形成できないかもしれない領域で付加価値をつけてきたのは、これまで優れたマーケターがいたからです。

おそらく、「日本では水は金を出して買うものではないから売れない!」と猛反対にあったと思いますが、売れるという確信のもとで、市場を創っていったのだと思います。

いまでは、コンビニで500mlのペットボトルを150円で買うのも普通の行為になっています。ガソリンのリッター価格よりも高い値段で売れるので、すごいビジネスだなと思います。

さらに大きな視点に立って考えると、世界との比較でさらに異なるチャンスが見えてきます。

世界的にも異常な水資源の豊富さ

湯水のごとく使うという言葉が生まれるくらい、日本は豊かな自然環境ゆえに水に恵まれてきた国です。

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