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イタリアは進んでる? スーパーの買い物袋!

Buongiorno ! 平成元年からイタリアのミラノに住んでいるtakaoです。イタリア情報をブログで発信しています。

最近日本でもスーパーで買い物袋が有料になったそうですが、ここイタリアでは、私がイタリアに来た時には、もう有料だったように思います。31年前のことです。

で、このスーパーの袋、7、8年くらい前にいきなりすぐに破れるようになりました。素材もそれまでのものより見るからに薄くて弱そう。 重たいものや、クッキーの箱のように角の尖ったものを入れるとすぐに破けてしまいます。普通こういったものはだんだん丈夫になっていくのが普通なのに… なんで弱くなったんだろう、としばらくの間思っていました。

それから少しして、ミラノ市役所から生ゴミを入れるゴミ箱とゴミ袋20枚くらいが送られてきました。これから生ゴミはこの素材の袋を使わないといけないと。

それは完全生分解性、堆肥化可能なのだそうです。その袋はスーパーでもらっている買い物袋と同じ素材でした。それで、この袋はバイオの袋、つまりプラスチックではなく、地面に戻るものだと言うのがわかり、なんでスーパーの袋が丈夫になる代わりに弱くなっていったのかもわかりました。

イタリアのスーパーでは初めからプラスチック容器に入った野菜もありますが、ほとんどは計り売りになっています。まず野菜コーナーに置いてある手袋をつけて、選んだ野菜を袋に入れます。

それを秤に乗せ、買った野菜の番号をうつと、その秤からその野菜の金額とバーコードの入ったシールが出てくるので、そのシールを袋に貼ってレジで支払うようになっているのですが、その時に入れるバイオの袋も有料になっていました。

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野菜を取るための手袋。つけていないと怒られます。

2018年からこの野菜を入れる袋を有料化すると言うことが法律で決ったのですが、私のよく行くスーパーでは10セント、日本円で13円ほどします。野菜を8種類も買ったらそれだけで100円以上になります。それにスーパーの買い物袋も払わないといけないので、もっと高くなります。スーパーによってはこの野菜袋1枚15セントするところもあるそうです。

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これが野菜を入れる袋。これ1枚で13円 冬で乾燥してくると、なかなか袋を開くことができず、かなり時間がかかります。

アマゾンなどではその袋のまとめ売りで、1枚につき2セントで販売しているようなので、スーパーがこの法律に便乗して儲けてやろうと思っているのがよくわかります。

エコであることは大賛成ですが、もっと安く提供できるのに客からお金を取ろうとしているのは良くないですね。

ただ、そのコストは別として、こう言った素材を普及させようと言う国の取り組みはとても良いと思います。日本ではまだこんな袋をあまり見たことがありません。

Ciao !

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