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「アンガーマネジメント」とは何かを知って




皆さん、こんばんは🌙

高岡です🌼





一昨日、私の父が「毒親」であることを
ブログに書いたら、

noteのコメント欄にもDMにも
反響があって

正直びっくりした。

私が知らないだけで
私と同じような境遇に身を置いていた人は
割と一定数いるということに。



そしてその当事者の皆さんが
口裏を合わせたかのように
同じフレーズを私に送ってくれた。


過去と向き合おうとしていて凄い

無自覚のうちに毒親と同じ
ダメなところが出てしまう自分がいるけど
直す自信がない


思い出そうとすると立ち直れなくなる

等々。



その全てに私も共感した。

私は今となっては
自分の父のことを
反面教師」と捉えて
日々生きているんだけど、

正直、
そんな綺麗な言葉で片付かないほど
当時は悲惨だったよ。

だけど、過去は変えられない。

変えられるのは今の自分だけ、
でもどう変わるべきなのかが
曖昧な人は多い気がする。

その曖昧さを払拭したくて
私は当時のことを冷静に客観的に
考察してみようと思った。



考察する上で
一定の知識は必要と思い、

ずっと気になっていた著書
アンガーマネジメント
(著者 戸田久実氏)を読んでみた。






日本の歴史上、最も長期政権を築いた人物
徳川家康は生前、

怒りは敵と思え

怒りは
家族、友情、職場などのコミュニティなど
様々なものを壊してしまう


と常々言っていたようだ。



怒りは強い攻撃性を持っていて
怒りを向けられた相手は
身体的にも精神的にも容易に傷ついてしまう。

そして彼は続けて、
怒りを敵と思い、感情の管理をするべきは
リーダー」にこそ必要だと説いたそう。

リーダー的立場である人間が
怒ってばかりいるとその怒りは

上から下へ伝染してしまう

というのだ。



ここで私の経験に当てはめると
父は一家の大黒柱であり、

父と母の「夫婦パワーバランス」は
10対0で父が強かったので
まさに父の立場は我が家のリーダー。



父はいつも何かに苛立っていた。

私の記憶の中の父の表情は
眉間に皺が寄っていて
口角は下がっていた。

そんな父の逆鱗に触れないように
学校から自宅に帰ってきて
父がリビングにいようものなら
すぐに自室へ避難、なんていうのが
私の日常だった。

基本的に父娘の会話はない。

だけど同じ空間で暮らしていて
完全に避けることは難しい。


私がリビングのドアを
半開きにしてしまっていた、
ソファに座る父の目の前を
何気なく横切ってしまった、
ということがあった。

その時、
父の機嫌が最高潮に悪い場合
私の背後から
物凄い大きい怒鳴り声が
鋭い刃物のように飛んできて
私をグサグサに突き刺した。

アホ女、ドアくらい閉めろ

誰の目の前横切ってんだ、何様だ

と。

大きな声と汚い乱暴な言葉で
傷つきたくないから
私は二度と繰り返さないように
細心の注意を払うのだけれど、

そんなことに神経を張り巡らしていたら
私はいつの間にか
父の怒りが伝染していたようで

まあ本当に手のつけられない
立派な素行不良学生が出来上がっていった。
(それで母をたくさん泣かせてしまって
今では本当に申し訳ないと思っている)






また著者は
怒りは自分で生み出すもの」と
本の中では説明している。

現在、私は父との交流は一切ないし
どこで何をしているかも知らない。

今後会うこともなければ、
会いたいと思うこともないけれど
もし聞けるなら

あなたはいつも何にそこまで
怒っていたのか


あなたの心を苦しめていたものは
一体何だったのか


ということは聞いてみたいと
思うことがある。



また怒りは二つの要因から
生み出されるらしい。



一つは「〜であるべき」「〜するべき
などのその人自身の持つ価値観、
強い固定観念からくるもの。

価値観は人それぞれ、
と世間ではよく言われるけれど
この価値観により強いこだわりがあると
それを守っていない人や
理解しない人に対して怒りが湧くらしい。



父の一例を出すならば、
とにかく時間に厳しい人だった。

家族でどこか行く時、
誰か一人でもその時間までに
準備が終わらなかったら
その先は地獄、車中は暴言の嵐。

⚪︎時に△△駅前で待っていろと言われ、
1分でも過ぎると置いていかれる。
父の中で⚪︎時というのは
定刻ではなく、その5〜10分前を指す。

致し方ない理由で遅れる場合も
情状酌量の余地はない。
致し方ない理由などなく、
トラブルを未然に防いでこそ
約束の時間を守れ、というのが
父の意見だった。(物凄いこだわり





もう一つは「防衛感情」からくるもの。

自分や自分の大事なものを守りたい、
という場合に怒りが生まれるのだ。

プライドを傷つけられて怒る、
なんていうのが具体例かもしれない。



こちらの要因に関して
私の経験に当てはめてみても
正直
憶測でしか語れないことが多い。

父は何を守りたかったのだろう。

自分自身のことなのか、
「自分の大事なもの」という部分を
仮に家族と変換したとしても
その家族を怒りで
取り返しのつかないまでに
傷つけているのだから・・。

本当のことは私も分からないけれど、

実は父の幼少期から大人になるまでの
環境や父の両親との関係も
決していいものではなかったらしい。

父は父なりに
苦しい経験、辛い思いを背負って
大人になったのかもしれなくて
本人がそのことに気が付かず
怒りに支配されてしまっていたんだとしたら
概ね二つ目の要因にも
当てはまっている気がする。

父も自分が認められないことに
傷つきたくなかったのかもしれない。
(だからと言って父の暴言暴力は
決して許されるものじゃないけれど)




怒りというのは、
甘え」からもくるらしい。

近しい人間関係の中でこそ
怒りの感情を出してしまう人が多い。


父は取引先の人たちや
会社の様々な業務を任せている
士業の先生たちには
「本当にいい人」と言われていた。

私や家族は口には出さないものの、
「ケッ」と思っていた。
私たちに見せる顔とは全く違ったから。



父は
他人から見ればドン引きするレベルの
暴言を吐いたり、
今の時代でいえば「虐待」だと
判断されてもおかしくないほどの
暴力を振るっても、

私たち家族は父の元から
離れていかないと
無意識の中で思っていたのかもしれない。

「家族だから」という甘え。

お前たちのために怒っている
という言葉も
当時よく聞かされたけど、

本当に私たち家族のためなら
怒りからくる暴言のような
表面的なものではなく、
怒りの前の感情、
怒りに繋がってしまった感情、

「心配」「不安」「悲しい」等
それをシンプルに伝えられたら
よかったのではないか。

自分の感情を表現するのに
創意工夫が必要だったのではないかと。



これは今の私にも
とても当てはまると学びになった。


自分のこの意識は自分のものだし
自分の感情も自分のものだけど
それを外に出す時、
相手にどう伝えるか
どうすれば本意が伝わるかを
客観的に考える自分自身の力が
必要だと思った。


怒らなくたって
怒鳴らなくたって

はたまた暴力なんてものを
振るわなくたって、

自分の気持ちはちゃんと
伝えられる。


著者もそう意識していくこと、
筋トレのように怒りの感情を
コントロールするトレーニングをすれば

怒りにくい身体はつくれる

と書いてくれていた。



前述した通り、
今現在の自分を変えていくことが
過去から抜け出せる方法の一つだと
私はアンガーマネジメントを知って
自分の中では具体的な答えを
出せた気がする。


それでも乗り越えられないと
思う人もいると思う。


少しずつでもいいし
すぐ変わる必要はないけど、

きっといいタイミングが
それぞれ訪れると思うから

その時に辛い思いや記憶から
手を離せるといいよね。






長文だったけれど
ここまで読んでくださった方々
ありがとうございます。


また明日⭐️






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