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マジムリ学園-LOUDNESS-

正直言って、AKB48グループというかアイドル業界で新型コロナの感染が拡大している中、大勢のAKBメンバーが出演する舞台の上演を強行するというのはありえないと思う。

今回のアイドル業界における感染拡大は、7月下旬に愛知県国際展示場で開催されたアイドルフェス「関ケ原唄姫合戦」が原因だと言われている。
確かにネットなどで見かけた現場でのアイドル同士の交流の様子や、暑い中、野外で密になって応援しているファンの姿を見れば、感染拡大も納得といったところだよね。しかも、アイドルやファンのほとんどは中京圏外から移動してきているわけだしね。

そう考えると、いわゆるパヨクがマンセーしている愛知県知事の大村も、金メダルをかじった名古屋市長の河村同様に感染症対策ができていないクソな首長であることにはかわりないのではないかと思う。

愛知県国際展示場の整備計画を発表したのは大村なんだよね?ということは、コロナの感染拡大という現状を考慮して中止もしくは延期にしようって簡単に言える立場だよね?でも、強行開催を許したわけでしょ。

全然、感染症対策していないじゃん!
大村も河村同様、ダメダメじゃん!

自分の支持する政党や思想に合わせて片方だけ叩くというのはおかしいよ。

大村も河村も今すぐ辞めるべきだよ!

そして、この「関ケ原」出演以降、本店に限定したAKB48メンバーだけでも20人以上がコロナに感染している。「関ケ原」に出演したメンバーがスーパースプレッダーとなり、他のメンバーに感染が拡大した可能性が高いと誰もが思うのではないだろうか。

いくら、感染したメンバーは劇場公演への出演が活動の中心で、本公演の出演メンバーは選抜活動の多いメンバーで接触は少ないと、オタクや運営が言い訳しても、そんなのは詭弁でしかない。

何故、公演を中止もしくは延期にできないのかと言ったら、結局のところ、チケットを購入した観客に代金を払い戻したり、スタッフ・キャストに拘束期間が延びた分のギャラを払う金銭的余裕がないからだと思う。

そして、おそらくだが、観客が支払ったチケット代による収入は既に使われてしまっているのではないだろうか。そうした自転車操業状態だから、中止・延期という判断ができないのだと思う。

五輪・パラリンピックの無観客開催がなかなか決定されなかったのと同じような理由なのでは?
まぁ、五輪・パラリンピックの場合は、実際の運営や関係者の報酬というよりかは、中抜きした連中の私的な使い込みのせいで払い戻し対応ができないのだと思うが…。

そんな不安要素しかない状況の中、恐る恐る、本公演を見に行くことにした。

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会場に着くと、いきなり、暑い中、外の待機列に並ばされてしまい、こんな状況で検温しても役に立たないよねと思った。

そして、開演前にトイレに行ったが、男子トイレの大便器が、便座から床にかけて濡れまくりだったことに呆れてしまった。
立って放尿するなら大便器使うなよ!
怖くて、この便器では用を足せなかった…。

というか、これじゃ、AKBグループのオタも運営も感染対策をきちんとしていないってアピールしているようなものじゃん!

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それから、本公演に限らず、どの演劇やライブの会場にしろ、映画館にしろ、相変わらず、使えないCOCOAのダウンロードを推奨したり、義務付けしたりしているのはなんなんだろうか?
推奨したり、義務付けたりすると金でも貰えるのか?
本当、こういうことしているから、日本のエンタメ界の感染症対策って信用できないんだよね。

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あと、アイドル系の演劇やライブの現場って、コロナ禍になっても、相変わらず、注意事項をアイドル本人に読ませているけれど、噛みまくりだし、読み間違えも多いし、やめた方がいいと思うな。それじゃ、全然、感染症対策しているようには見えないよ。

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ちなみに、自分は今回、後ろから4列目の上手の端という座席を割り当てられた。まぁ、女子でもイケメンでもないムサくるしい男はそうした非人道的な位置でも提供してやっただけ感謝しろってことなんだろうね。

しかも、キャンセル待ち当選でやっと入手できたチケットだったんだけれどね…。

なのに、自分よりも見やすい席で空席が目立っていたということは、AKBグループ関連の現場に行くことが怖いと感じ、チケット代が無駄になってもいいから来場をキャンセルした人が多いってことなんだろうね。

というか、全席販売していてコロナ対策は十分なんてよく言えたものだよな…。

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それにしても、コロナ禍になってから鑑賞した舞台って、本作のようなアイドルものに限らず、どの作品でも演者が台詞を間違えたり、噛んだりという場面に遭遇しているが、それは何故?

なるべく、各演者が接触しないように、限られた練習時間しか設けられていなかったり、コロナに感染したり、濃厚接触者になったスタッフ・キャストの代理が多かったりとかで、完全な状態で本番を迎えられていないってことなんだろうね。

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作品自体の感想としては、過去のマジムリ関連作品のストーリーがあやふやな状態(テレビシリーズは途中までしか見ていないし、舞台版は1作目とチーム8のコンサートで上演された外伝は見ていない)での観劇なので、偉そうなことは言えないが、まぁ、昭和なストーリーって感じだよね。

でも、若い女性観客も結構いたし、「今日から俺は!!」や「東京リベンジャーズ」といったあたりが人気を集めているところを見ると、今の若い女性は昭和なヤンキーものが好きなんだろうね。

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気になったのは、衰退した多摩ニュータウンをモデルとしたような地域を舞台にしているのに、“下町”という言葉を使っていることだった。まぁ、脚本・演出は東京ネイティブじゃないから、その辺はよく分かっていないんだろうね。寂れた町=下町みたいに思っているんだろうね。

ふざけんな!

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そういえば、ライブパートって、前に見た舞台版第2弾もこんなに短かったっけ?少なくとも、トータルの上演時間は前回よりは短くなっているとは思うが、でも、前回の写真撮影OKタイムの撮影時間を見ると、そんなに今回と変わっていないから、前回はライブパート終了後から規制退場までの時間が長かったってことなんだろうね。

それから、AKBの舞台って、開演前に前座メンバーが出てきて前説をやって、ちょこっと歌うっていうのが、すっかり定着しているよね…。

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あと、岡田奈々のスター感がすごいね。AKB総選挙が行われなくなって、今年で3年目だけれど、今も行われていたとしたら、多分、彼女が1位だろうね。だーすーにそこまでの力は今はないと思うしね。

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ついでに言っておくと、今回の出演メンバーの中で私の推しメンはずっきーです。彼女が村外仕事として出演した舞台「フラガール」の時は彼女の演技ってうまいなと思ったんだけれど、「THE AUDISHOW」や本作といった村内の舞台だとうまく見えないのは何故なんだろうか?身内だらけだと安心して、緊張感が出ないとか?
謎だ…。

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≪追記≫
サブタイトルにある“LOUDNESS”って文言を見ると、40代以上の人間はジャパニーズ・メタル・バンドを思い浮かべてしまうが、開演前の場内BGMがモトリー・クルーやラット、ボン・ジョヴィなど、80年代を中心にしたヘヴィ・メタル、ハード・ロックばかりだったってことは、やっぱり、あのラウドネスを意識していたってことなのかな?
まぁ、何故か、BGMにはニルヴァーナも交じっていたし、作中ではカート・コバーンの名言にもふれられていたが…。

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そして、SEがわりに生演奏のドラム・パフォーマンスがつくという演出は面白いと思った。なんか、トラヴィス・バーカーっぽいよね。
ただ、ミュージカル・ナンバーとして“RIVER”を使うのはいいんだけれどさ、この曲の冒頭の“エーケービー~~48!!!”は言う必要ないんじゃないのかなって思ったかな。アイドル業界を描いたメタな話でもなんでもないんだしさ。
それこそ、ダサいけれど“(舞台となっている架空の場所)嵐ヶ丘~~なんちゃら”とか、“マジムリ~~なんちゃら”で良かったのでは?

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