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バーチャルレッスン LesMills Virtualが始まった

コロナ禍の第1回緊急事態宣言の時には、フィットネスクラブ、スポーツジムも休止され、自宅でのワークアウトをサポートするレスミルズ オンデマンドが一時的に開放されていた。ところが昨年末にはアクセスが制限され、アカウント登録が必要になってしまっていた。

2021年1月、レスミルズ ヴァーチャル: LesMills Virtualが開始された。私の利用しているフィットネスクラブでも、いきなり開始されることとなった。私は従来からレスミルズプログラムを実施しているフィットネスクラブと、近所に新しくできたフィットネスクラブの掛け持ちで会員登録している。前から会員だったクラブは施設が古いが、レスミルズを受けられることを理由に続けていた。新しいクラブはこれまでレスミルズとは契約しておらず、レスミルズのプログラムによく似たフィットネスプログラムがあったものの、フィットネスのレベルとしては初心者向きで、全体的に動きがゆるく、古い曲ばかりだし、曲間の間が空きすぎていて、つまらないと感じていたからである。
その新しいクラブでレスミルズ ヴァーチャルを受けてみた感想を書いてみる。

レスミルズ ヴァーチャルはフィットネスクラブのスタジオに大型スクリーンを設置し、LesMills本部からの映像をビデオ上映して、クラブのメンバーが一緒にプログラムに参加するもので、クラブのインストラクターは不在である。映像はLesMills本部(ニュージーランド)オリジナルのもので、日本語に吹き替えられ、レスミルズ オンデマンドでも使われているもの。日本のインストラクターもこの映像を見て練習し、試験に合格してプログラムを実施できるようになっている。私が会員になっているクラブでは、BODYPUMP, BODYCOMBAT, BODYBALANCE, SH'BAM, CXWORX, SPRINT, RPMがラインナップされている。プログラムは30分と45分があり、現在のところ60分は含まれていない。プログラムは、平日10:00〜22:00で16本前後、24時間会員向けに深夜〜早朝時間にも20本前後(緊急事態宣言時は20:00まで)と多数組まれている。いつでも参加しやすくなっている。

自宅でのレスミルズ オンデマンドと比較してみると、
1, バーベル、バイクなどクラブの道具を使えるので、自分に合わせたウェイトに設定できる。
2. クラブのメンバーと一緒にやるので、コミュニケーションできたり励まし合ったりできる。
3. バックナンバーが豊富でプログラムに変化がある。
4. 映像を途中で止めたりできないので、曲間のインターバルが短く、ウェイトの設定や水分補給する時間がない。やってみると予想以上にハードに感じる。
5. 大画面で見られるので、インストラクターがいるのと同じように動きが見える。

レスミルズ プログラムはライセンス料が高いというのが通説であったが、今回のレスミルズ ヴァーチャルは、インストラクターの教育が不要であり、ライセンス料をかなり安くして、多くのクラブで導入しやすくしたのでしょうね。インストラクターさん失業の危機ですね。
一方で、レスミルズ ヴァーチャルの欠点もある。インストラクターが参加者の顔を見ていないし、動きをチェックしていないので、的確なアドバイスが得られない。初めてレスミルズプログラムを受ける人にはハードルは高い。また、スタジオの空調も自動のままで、運動量に合わせた調整はできない。

レスミルズ ヴァーチャルはレスミルズが好きな私は気に入っている。従来のインストラクターのいるプログラムは、新曲が出た時は参加するけれど、バックナンバーになったら少し参加するのが減るかもしれない。

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