オススメ海外ドラマ⑥「グッド・プレイス」
昨日の『藤川貴央のDMZ』でご紹介した海外ドラマ「グッド・プレイス」。先月、この作品には本当に楽しませて貰った。
ネットフリックスありがとう!
皆さんは、死後の世界はどのようなものだと想像するだろうか。
多くの人が、天国と地獄があって、生前の行いによって行き先が決まるというイメージをお持ちだと思う。「グッド・プレイス」は、まさにそんな死後の世界を描いている作品だ。
あらすじ
死後の世界は、天国のような「グッド・プレイス」と地獄のような「バッド・プレイス」の2つに分かれている。生前の行いはポイント制になっていて、善行はプラス、悪行を働けばマイナスとなる。
死亡した時点で、そのポイントが基準点を満たしていれば「グッド・プレイス」で幸せな生活を送ることができるのだが、基準よりも低ければ「バッド・プレイス」で永遠の拷問を受けることになる。
不慮の事故で亡くなった主人公の女性 エレノアが、上品な白髪の紳士に「君は死んだ。グッド・プレイスにいる」と告げられるところから物語は始まる。生前は弁護士で人権活動が評価されて迎えられたエレノア。
しかし、本当はその弁護士と同姓同名で、間違ってグッド・プレイスに連れて来られた別人だった。実際のエレノアは偽物の薬をお客さんを騙して売るセールの仕事で抜群の成績だったし、友人を騙して金儲けをするなど…普通よりも少し悪人寄りの人物だ。
善人ではない彼女が混じっていることで、グッド・プレイスでは不可解な現象が起こり混乱が広がる。「私のせいだ」と自覚しているエレノア。
正体がバレればバッド・プレイス送りになってしまう!
何とかグッド・プレイスに居続けるために、死後の世界で出会った倫理学の教授・チディに道徳や倫理の教えを請い、良い人間に変わろうと努力する…というお話しだ。
現代版『マイ・フェア・レディ』か
「なるほど!これはマイ・フェア・レディだな!」と思った。
1964年のミュージカル映画『マイ・フェア・レディ』は、オードリー・ヘップバーン演じるイライザが、言語学の教授ヘンリー・ヒギンズに出会って、一流のレディに成長するとう物語だ。自己中心的で思いやりに欠けていたエレノアが、チディの授業を受けて成長する様子が重なる…しかし、物語は思いがけない驚きの展開に!
クリステン・ベルの魅力
エレノアを演じているのは『アナと雪の女王』でアナ役を務めたクリステン・ベル。はじめは意地悪そうに見える彼女だが、どんどん良い表情に変化していく。そして勇敢で、賢く、優しい女性へ成長する姿がたまらなく魅力的だ。
緊急事態宣言の延長で辛い日々だが、この作品は「どんな状況でも、ベストバージョンの自分でいよう!」と思わせてくれる。
良い作品をご紹介したので、私にもポイントが加算されて「グッド・プレイス」に一歩近づいただろうか。(こういうことを書くとマイナスポイントかも)
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