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眠れないと動悸も起きがち

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
暑くなってくると動悸を感じる人も増えてきますね?
中には動悸と共に強い不安感を伴う人もいます。
今回は中医学的に考える動悸の原因を簡単に砕いて書いてみたいと思います。

動悸を起こす原因は
①心血不足
②心気不足
③肝鬱気滞
④瘀血
⑤痰濁内阻
⑥心腎陽虚
⑦肝腎陰虚
などが挙げられます。

…、漢字が多くて眠くなりそうです(笑)。
しかし、そんなに難しい話ではありません。
①②⑥は『心』という字が入っていることからも心の血液循環機能に問題があると予想できます。
③の肝鬱気滞は『鬱』という字が入っていることからもストレスなどの精神的な原因や自律神経の乱れが原因で起こることが予想されます。

④の瘀血は血行不良に近い概念で、血液がドロドロしていたり血流が悪いと心臓に負担がかかる、と予想されます。

⑤の痰濁内阻は少し難しい考え方ですが、『痰=体の中にある粘り気のある病的な水分』と考えます。
水分代謝が悪い人、過剰な水分を飲む人、汗をかく機会が少ない人などは気をつけなくてはいけません。

これらの原因を現代風に砕いて書くと
・心臓そのものに問題がある動悸
・ストレスなど自律神経の乱れからくる動悸
・血行不良が原因で起きる動悸
・不要な水のたまり過ぎで起きる動悸
がある、ということですね。

こうみると、『痰濁内阻』以外は西洋医学的な考え方と似ているところも多いかもしれません。

動悸を感じた時は冷静になって自分の体の状態を考えてみましょう。

そうすれば自分の体の些細なSOSにも気が付けるようになり、今後起こるかもしれない大病を防ぐ事もできるかもしれません。

たかが動悸、されど動悸。

唯一無二の自分の体の声を聞いてあげてくださいね!


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