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夕食のカレーで眠れない事もある

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

仕事前に娘と公園でジョギングをしてきました。
春らしい少し暖かな風のおかげで気持ち良く1日をスタートできました。
ぐっすりと眠れたのも良かったのだと思います。

さて、春は自律神経が乱れやすい季節、当然ながら【睡眠の質の悪さ】のご相談も急増してきます。

睡眠の質の悪さは体調の影響と思いがちですが、実は知らず知らずのうちに睡眠の質を悪くする食事をとっている場合もあります。

今日はそんな【睡眠の質を悪くする食事】を紹介したいと思います。

カレーが不眠の原因になることも…

夕ご飯にカレー。美味しいですよね。

でも、カレーは質の良い睡眠を邪魔する可能性が高いメニューとも考えられます。

その理由を陰陽学説的に考えてみましょう。

陰陽学説においては
・陽→活動、日中、外向き、軽い、太陽、上昇
・陰→静止、夜、内向き、思い、月、下降
などの特徴があります。

そのため、日中は太陽のもとで活動的であるべきですし、夜は月と共に休息をとるのが陰陽のバランスが取れた生活と言えます。
これが現代でいうところの自律神経が整う生活とも言えるでしょう。

ではカレーは陰陽学においてどのような特徴があるでしょうか?
カレーは香辛料を多用する・高脂質である・高カロリー、という特徴があります。

これすなわち、【陽が強いメニュー】と考えられます。

就寝に向けて心や体をクールダウンさせたいのに、その直前に活動や上昇、興奮をもたらすメニューを食べる事は避けたほうが良いでしょう。

カレー以外にも麻婆豆腐や唐揚げにスパイシーソースをかけたものは避けるべきです。

お勧めの夕食とは?

では、どのような夕食が良いかというと…

・香辛料は控える
・食べすぎに注意する
・揚げ物など消化の悪いものは避ける
・飲酒をしない
・寝る直前に食べない

この5か条を守るようにしてください。

どうしても難しい場合は消化を助ける漢方薬を食後に飲むのも良いでしょう。
消化を助ける漢方薬が質の良い睡眠をもたらすこともあるのです。

まとめ

上記のような原因で不眠が起こることを漢方では【痰熱内擾】や【胃気不和】とも言います。
古来より、食事や胃腸の状態が睡眠に影響を与えることは知られているのです。
眠れないとき、眠りの質が悪い時、ぜひ夕食のメニューを考えるきっかけにしてくださいね。

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