見出し画像

秋は少しでも外に出かけよう

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は朝からどんより雲で何となく憂鬱感が漂っていますよね。

古来より秋は『悲』の感情が出やすくなり、内向的で感傷的になりがちです。
・自分の価値って何だろう
・周りの人が羨ましく見える
・自分はダメ人間だ…
・人はどこから来てどこへ行くのか…
なんて事をグルグルと考えてしまう人も多いのではないでしょうか?

特に現在、『幸福感』に欠けている人はその状況になりやすいとも言えます。

『外で過ごす』で、人は幸福感が増す

『幸福感』に関する様々な研究の中で屋外にいる時と屋内にいる時ではどちらの方が幸福を感じやすいか?というものがあります。

結論を書けば、人は屋内にいるよりも屋外にいる方が幸せを感じやすい、です。
面白いのはそれがどんな天候であろうが、どんな事をしたであろうが、とにかく『屋外で過ごした』ということが大切だということです。
大雨の日でも、つまらないイベントだっとしても、とにかく外で過ごす機会が多い方が幸福感が増します。

しかし残念ながらおおよそ現代人は1日の85%の時間を屋内で過ごしていると言われています。
昔のように公園で友達と日が暮れるまで遊んでいた日々は、当時の子供の幸福感に多大な影響を与えていたのかもしれません。

これは漢方や中医学の理論から考えても的を得ています。

漢方や中医学には『気』と呼ばれる体や心を動かすエネルギーが存在します。
気は滞ることなく流動的に流れていることが理想です。
部屋の中でジーっとしていると気の巡りが鬱滞して『気滞(きたい)』という不調を招きます。
この気滞の状態が鬱々やイライラを招いてしまうのです。

逆に外に出て活動すると気の巡りが良くなります。
我々が日頃から使う『気分が良い』はまさに『気が分散している状態』です。
外に出て様々なものを見たり、聞いたり、嗅いだりすることで気分は良くなるのです。

まとめ

秋はどうしてもネガティブになりがちです。
しかし、屋外で過ごすだけでそのネガティブを緩和することが出来る事もまた事実です。
ネガティブ状態だとついつい家でジー―っとしがちですが、そういう時こそ無意味に外出してみてくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?