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良き睡眠は人間関係を良好にする

こんにちわ、天明堂の中山です。

春になりましたが皆さんはぐっすりと眠れていますか?

春は陽気な季節のため、頭に過剰な気が昇りやすく、脳が興奮し睡眠の質が低下することが多いです。

そういう意味でも不眠のご相談はこの時期に急激に増えてきます。

さて、タイトルについてですが、皆さんは睡眠不足の時って、怒りっぽくなったりイライラしやすくなったり、考えがまとまらなくなったりしませんか?

不眠とこのような症状には密接な関連性があります。

人は睡眠不足を起こすと脳の中の前頭前皮質と呼ばれる場所の働きが低下することが分かっています。

前頭前皮質は社会性や合理性、倫理性を司る場所です。

また睡眠不足は脳の中の偏桃体という場所を過活動させてしまう事も分かっています。

偏桃体とは原始的な脳の部位で、『食べたい→食べる』のような指令を出します。

多くの人は偏桃体の活動を前頭前皮質でコントロールしているため、例えば『食べたい』という欲求が出てきても

『食べたいけど、食べたら夕ご飯が食べらなくて妻に怒られそうだな』
『食べたいけど、食べたら太っちゃうな』
『食べたいけど、これを食べるのは我慢してよりおいしいものを食べた方が良いかな』
『食べたいけど、ここは食べる場所じゃないから、食べるのは良くないな』

などと行動や感情をコントロールします。

しかし、睡眠不足を起こすと、偏桃体が過活動をして、前頭前皮質が低下しているため『食べたい』という欲求が発動した時点で、食べずにはいられなくなります。

このように、睡眠不足の人はより衝動的に行動し、客観的に判断し抑制する力が低下するため、窃盗や痴漢、暴行などを起こしやすくなります。

そのため、人が倫理的に物事を判断しお互いを尊重しあえるような社会を作るためには、人々がより良い睡眠をとる事がとても大切です。

睡眠の質を悪くする習慣していませんか?
・アルコール
・就寝前のタバコ
・夕食の食べ過ぎ
・夕食に香辛料を摂りすぎる
・ブルーライトの見過ぎ
・意味のない夜更かし
・お風呂に入らない
・就寝時間が一定ではない

これらは、睡眠の質を悪くする代表的な行為です。

今もし、感情的になっていたり、衝動的になっていたり、我慢ができないような精神状態の人は、まずは質の良い睡眠を整えることをお勧めしたいです。

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