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ケトジェニックダイエットでロングトライアスロン(佐渡国際トライアスロンAタイプ)完走

朝食と補給食

当日は3時半起床。フロントでおにぎりと唐揚げをもらう。スタートは6時なので、とりあえず両方完食。今回は、ボトル三本体制で、ボトル一つにモルテン、もう一つのボトルに経口補水液、あとは水。補給食はエネ餅、アミノバイタル、スポーツようかんと、これらは以前のミドルとあまり変わらずだが、今回はこれらに加えてMCTゼリーを入れた。体は脂質代謝になったけど、糖質も取ったほうが良いかと思い、とりあえずこれで行くことにした。

スイム

スイムは1周1キロのコースを時計回りに2周。1000人が同時スタートなのでどこからスタートしてもバトルだな、と思いつつ空いていそうな外側からスタートした。泳ぎ始めは遠くのブイはよく見えなかったけれど、ライフガードもコースの外にいるし、それほど曲がらないだろうと思って流れに乗って泳ぐ。ブイの近くは流石に混雑しているけれど、周りは大体同じぐらいの泳力みたいで混雑してても泳ぎにくくはなかった。ブイから海岸までの戻りは内側が空いていたのでそちらを泳ぐ。内側にはロープがはってあるのでそれに沿って泳げば良いので適当に人をよけながら泳ぐ。2周目はだいぶ人の間隔が空いてきたのでリラックスして泳ぐ。1時間19分でフィニッシュ。

トランジション T1

ウエアはトライスーツの上にウエットを着ていたので、ウエットを脱ぎ、その上にバイクウエアを着る。190キロと長いのでトライスーツのパッドだけではケツが痛くなりそうだったのでビブを着る事にした。先週の海往復130キロでこのウエアの重ね着で問題ない事は確認済み。

バイク

190キロ走るのは久しぶり、というか2年前にしろさとTTで200キロ走ったのと、富士チャレで100キロX2を走ったの、後は筑波のエンデューロで99キロプラス99分走ったのが最後。どんなペースで行くか悩んだが完走が目標なのでゆっくり行くことにした。今を思うと少し抑え過ぎだった。前半のコースは途中のZ坂がきついらしく、それまでは小さなアップダウンが続く。周りはかなり早いスピードでちょっと驚いた。このペースで190キロ走れるとはリスペクトしかない。気温がかなり高かったのでエイドでは水をかけてもらってクールダウンした。地元の人が太鼓や鍋を叩いたり、旗を振って応援してくれる。できるだけ手を振って応えた。

100キロ付近で突然眠くなってきた。自転車に乗ってて眠くなったのは始めてなのでどうしたのかと思った。かなりまずい状態と思われたのでエネ餅を食べたり、スポーツようかんを食べてみた。しばらく走るとだんだん眠気がなくなってきたが、次のエイドではしっかり止まって頭から水をかけてもらった。ここでコーラに手を出すか悩んだが、目が覚めそうな気がしたのでコーラを飲む。コーラのボトルももらって飲みながら走ったら完全に目が冷めた。コーラ効果恐るべし。これ以降はコーラをちびちび飲みながら走る。

眠気は過ぎたが、今度は右足の小指が痛くなってきた。今までバイクで足が痛くなった事はなかったのだが、靴があたっているみたいだった。しょうがないので親指荷重を意識してペダリングをすると少し痛みが和らいだ。結局最後までこの痛みは消えなかった。

半分超えた所でまだ疲れていなかったので少しスピードを上げる。後半は向かい風だったけど、かなり快調に飛ばせた。エイドではコーラと水を補給しながら走る。バイクレグでコーラは2リットル以上飲んだ。なんかコーラなしでは走れない気がしていた。飲み続けても大丈夫か不安はあったが、とりあえず調子が良いので気にせず飲みながら走る。他には走りながら水に経口補水液のパウダーを溶かして飲んだ。

結局補給はモルテン1本とエネ餅一つ、スポーツようかん二つ、MCTゼリー3つ、経口補水液2本、コーラ2リットル、水1リットルでバイクを終えた。当初の予定ではバイクは7時間ぐらいかと思っていたけれど、7時間23分もかかってしまった。前半で抑えすぎたからだけれども、余力を残してバイクを終えたので結果オーライだった。

トランジション T2

トランジションでは、バイクウエアを脱いで靴下を履き替え、ランシューズを履き、帽子とサングラスをつけて出発。

ラン

走り始めてすぐにバイクのグローブをしたままである事に気づいた。最初に出たミドルのレースでも同じミスをした。しょうがなのでトライスーツの腹の部分にグローブを突っ込んで走ることにした。バイクで痛かった小指は特に痛くもなく、足は問題なかった。

ランは7キロのコースを6周するコース。日陰が無く、とにかく暑い。臨時のエイドステーションも出ていたので、ほぼ全てのエイドステーションで止まりながら水をかけてもらったり、水やコーラを飲みながら走る。最初はキロ6分ペースで走れていたが、20キロを過ぎてから段々とペースが落ちてきた。チームのコーチが私設エイドステーションで水をかけてくれたが、これがかなり冷たい水で快適だった。日没前に臨時エイドステーションが撤去されてしまって、エイドステーションが2つしかなくなったので、この私設エイドには助けられた。

周回コースの後半にある商店街は応援をしてくれる人が多く、力づけられた。ミドルで先にゴールしたNさんも毎回声をかけてくれた。知り合いも何人か走っていて声をかけたりかけられたりしながら走った。

今までミドルのレースでは15キロから失速する事がほとんどだったけれど、今回は失速する気がしなかった。2年前に出たフルマラソンも30キロ過ぎからはかなりきつかったけれども、今回は30キロ過ぎてもまだまだ走れる感じだった。35キロ過ぎぐらいからふくらはぎが痛みだしたが、他の筋肉は問題なかったので、ピッチを変えたりしながら走り続け、ランは4時間37分でゴールした。

総括

最終的に初のロングトライアスロンを13時間25分で完走した。今までのミドルのトライアスロンやフルマラソンでは後半は歩いたり止まったりという感じだったが、今回は練習不足にも関わらず歩かずに元気にゴールができた。補給も今までのミドルでは糖質をかなり摂っていたが、今回は固形物はエネ餅とスポーツようかん、MCTゼリーだけで済んでしまった。これはケトジェニックダイエットが成功したからとしか考えようがない。バイクの途中で眠くなったのは多分しばらく体に糖質を入れていなかったので血糖値が上がり、それが途中で下がったからだと思う。バイクとランはコーラを飲みながら走ったので、ゼロ糖質で完走できたわけではないが、多分継続して摂っていたので血糖値がそれ以降下がらなかったのではないかと思う。今回はコーラなしでは完走できたかどうかわからないが、もし前日と当日に糖質を摂っていなければ、もしかしたらほぼ補給無しで走りきれたのかもしれない。次のロングのトライアスロンは来年だけれども、今年はまだフルマラソンやしろさとTT200があるので、今度は糖質補給無しで走ってみようかと思う。脂質補給はMCTゼリーしか知らないけれど、他にも何かあるかリサーチしなくては。

ホテルまで戻ってからふくらはぎが痛くて歩くのがきつかった。これは練習不足だと思う。ホテルの温泉がとっても快適だった。夕食は糖質カットは気にせずに普通に食べた。

帰りはホテルから両津港まで自走、港で自転車を輪行バックに入れて、ジェットフォイルと新幹線乗り継ぎで帰宅。ジェットフォイルと新幹線の時間が短くて焦ったが、バスがちょうど良く来てギリギリ間に合った。来年の佐渡はもう少し余裕のある日程にしよう。

足の痛みは2日でなくなった。バイクで痛かった小指だが、小指は痛くなく、なぜか両足の親指の爪が黒くなっていた。帰宅してからバイクシューズに足をいれて色々試したが、どうやら足全体がつま先のほうにずれていて、かかとにしっかり足が入っていなかったのが原因みたいだった。

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