見出し画像はでっかいネコちゃんですね。
本日はこちらの画像をお借りしてきました。かっこいい。
本日はスーパー猫の日だそうですね。よく考えたら、確かにこんなに2が揃うこともないのかと遅ればせながら思っております。
私も寅年だから、ネコみたいなもんです。
近年では空前のネコブームですしね。私自身は現在、動物の相棒はおりませんが、周りにはネコちゃんが相棒という方が多数おられます。
相棒、ではなかったけど、私も昔祖父母の家にいたネコちゃんと良く戯れたものです。
祖父母の家にいたネコちゃんは黒という名前でした。
私的にはカタカナのクロではなく、漢字の黒って感じでした。
というのもね、賢い子だったんですよ。
抱っこされるのは嫌だけど、乗るのは好き、な黒でした。
基本、屋内におりましたが外にも自由に出ていくスタイルの黒。今では室内飼いが基本のネコちゃんですが、当時はこういうネコちゃん割といた気がします。
祖父母の家へ出向き、黒が不在だと縁側から庭に向かって
「黒---!!」
と呼ぶんです。すると、声が届く範囲にいれば、
「ニャ---!!」
とすぐに声がして、庭に出てまっているとそのうち姿を現してくれる黒でした。
抱っこはさせてくれないけど、すり寄ったり撫でられたりするのは大好きなようで。結構ゴツンゴツンアタックされたのを覚えています(笑)
庭で遊んでいると、一緒にかまってくれたり、日向に座ってじっと見守ってくれてましたね。見守られている感凄かったです。
一人で遊んでると「ニャー」とちょっとだけ構いに来てくれたり。嬉しかったなぁ。
調子に乗って抱っこして、おでこを噛まれたのは痛かったです。
あれは「猫だって噛むんだからな」という教えの一発だったのだと思っています(笑)
そんな黒は22年というネコにしたら結構長いと思われる時間を過ごして随分前に亡くなりました。
その亡くなり方がまたなんとも言えなくてですね。
飼い主の祖父母は黒より先に他界しまして、先に祖母が亡くなり、その数年後に祖父が亡くなりました。
祖父が突然亡くなったもので、我々身内もドタバタしている中、黒は執拗に「ニャーニャー」と鳴きながら家の中を歩き回っていたのを覚えています。
黒も高齢だし、誰かが引き取るにしても祖父母の家から引っ越しさせるのはかわいそうだし…
と結構悩んでいたんですよ。
そうしましたらですね、確か祖父が亡くなって初七日が終わり数日経った頃、黒がいつも定位置にして寝ていた掘りごたつの特等席で横たわり亡くなっていたんです。
その場所は、左側に祖父、右側に祖母の座る間の席。たぶん眠るように亡くなったんだと思います。
この時はね、確かに悲しかったんだけど、一緒に連れていってもらえてよかったなと、なんとも不思議な安堵感みたいな感情がわりと大きくありました。
その後、すぐに黒も火葬され、ちっちゃい骨壺に入りました。
火葬というものにはなんとも言えない寂しさや虚無感、悔しさみたいなものを感じていた私ですが、黒の火葬の時はそういう感覚をあまり感じなかったのを覚えています。
黒には色々なことを教えてもらった気がします。
向こうで祖父母、黒と3人でまた炬燵にあたってたりしてるといいなぁ。
こう綴っていると、祖父母と黒がいるあの家が恋しくなってきてしまいますね。こりゃまいった。
さてね、本日はスーパー猫の日ということで、寅年の私もしれっと参加してみました。
ネコちゃん、またご縁があったらいいなと思います。
では皆様また明日に。
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