スピリチュアルズ「わたしの謎」を読んで 3

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(つづき)

「経験への開放性」からです。正直言ってこれはアイデンティティの要素の中でどういう意味か分からなかったです。

創造性と幻覚

 この項目では、これがキーワードかなと思いました。物思いに耽っているときに思いつくのですね。逆に言うと、優秀なアーティストは全員とは言わないまでも、幻覚に苦しみながら、あるいは精神的な症状と闘いながら生み出しているというのは気の毒な気がしてきました。また、つらい事実ですがアーティストに自殺者が多いのもわかる気がしてきました。

政治嗜好と知能

 リベラルが知能が高く、保守はそうではないというのは一般的だなという気はしていました。

 言語能力によって低いと保守層になりやすいのは驚いた。言語能力が劣り、新しい相手を脅威に感じ、排斥に動くというのはちょっと驚いた。

 言語能力が低いとさらに小児性愛になる人もいるのは驚いた。同世代と相手できないからというのも驚いた。単に性的な嗜好にしか過ぎないと考えていたので意外でした。

米国に多い精神疾患患者(双極性障害)

 これも意外に感じました。米国人の陽気な、強気な、元気なイメージがあったからです。それより、シャイで内向的な日本人の方が多そうな気がしますが、日本人はまさに「うつ」が多いようで自殺者は米国人よりはるかに多いみたいです。米国人は元来、欧州から渡ってきた人が主流で当初、「妄想の世界」と夢見て渡ってきた人が多い。そうなってくると遺伝的にそのような気質の人が多いのではないかと・・・。米国でもこんなに疾患が多いのは意外だったし単に先進国だからという理由だけでなく複雑な要素が絡んでいることがわかりました。

日本人は自己家畜化して成功

 農耕社会のムラ社会から生まれた「自己家畜化」はこれまでの、工業・農業の生産には向いていて、戦後の日本の高度成長の一因になったのはまぎれもない事実ですね。今後、クリエイティブジョブが成功と考えるならこのような遺伝子を持つ我々日本人はどうなのかな?と考えてみる必要もあるのかなと感じています。

成功するパーソナリティー

 みんなが知りたい「成功するパーソナリティー」ですが「高い知能」「高い堅実性」「低い神経症傾向」で保守的なアイデンティティということで結論としては予想の範疇を越えなかったです。ただ、歴史上類を見ない安定した世の中で「今日は昨日と同じで、明日は今日と同じ」に遺伝的に退屈を感じるのではないか?また、それにより「幸福」が減るのではないかと感じました。

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