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阪急京都線令和4年12月改正後の運用

特急車両(9300系)の運用

 表紙の写真のように9300系が特急車両でクロスシートです。2019年のダイヤ改正の運用では朝ラッシュ時には、収容力の問題から朝ラッシュ時は、専ら「通勤特急」に運用されていました。また、旧快速急行の運用は9300系に関してはピーク時を外した運用でした。そして、何より特徴的なのは、朝ラッシュ時のピーク時には普通や準急にも運用を持っておりそれらの運用が今回のダイヤではなくなりました。つまり、「通勤特急」「準特急」「特急」以外の種別には充当されなくなったという事です。
 このダイヤ改正で、大阪梅田方面のかつて10両編成で運用されていた快速急行改め準特急のスジの3本のみ一般車両での運用ですが、それ以外はほぼ9300系で充当されるようになったことです。
 日中に関しては、減少しています。日中の大阪梅田ー河原町間の特急に充当される編成は予備なしで10本です。これに対し、9300系の充当される運用は8本です。すなわち、特急運用の2本は一般車両で走ります。以前であれば、午前中はほぼ9300系で運用され、午後になり2本が一般車に差し替えられていました。今回は逆に9300系が朝・夕ラッシュ時のみの運用となるパターンが発生しています。
 夕ラッシュ時は、準特急の運用は11本のうち10本は9300系で1本のみ一般車でということになります。ほとんどが9300系運用といえます。
 土休日に関しては、朝、夕方はほぼ特急・準特急は9300系の運用になりますが、日中の2本の運用は一般車と差し替えられ車庫でお休みするパターンが見られます。

7両編成運用や準急の運用


 7両編成は、予備なしで11本の運用になりました。2019年改正のダイヤでは、予備なしで14本の運用数でしたので、純粋に3本減ることになります。
 今回のダイヤで特徴的なのは平日ダイヤで日中に準急運用が復活したことです。2019年改正ダイヤでは、梅田ー北千里間の普通に主に7両編成が使用されていました。逆に、準急は専ら8両編成でした。これは、主に朝夕ラッシュ時に「快速急行」だったり「快速」の運用が絡むためだったと思われます。
 なお、今でも夕ラッシュ時上りの大阪梅田発旧快速のスジは準急になった今回のダイヤで19:43発以外は8両編成です。
 日中の準急は予備なし14本運用中5本が7両編成で充当されます。

まとめ


特急車両は、朝夕ラッシュ時にフルで運用され、日中はお休みします。
・平日は日中の準急7両編成が復活
・朝の10両編成だったかつてのスジは一般車両で運用
・7両編成 8両編成とも運用に余裕ができたので自然に旧型車両が淘汰されるようです。
 


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