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関西の「新快速」は追い抜く列車の本数が半端ない

 JR西日本の看板列車であります「新快速」ですが、高速走行(
(最高速度130km/h)・頻繁運転(15分毎)・長距離運転など様々な特徴をもっています。そこで、今回は複々線走行で追い抜く列車の数が最も多い列車はどれか?ということで調べてみました。

次回のダイヤ改正で運転間隔が伸びる

 2022年3月のダイヤ改正で朝ラッシュ時の運転本数が減らされるとアナウンスされています。これは、関西の看板列車ともいえる、「新快速」も例外ではありません。また、減便の方法が運転間隔を広くするというものです。ということは、追い抜きをする列車の数も減少が見込まれますので現在のダイヤの間に調べてみました。

複々線が長い

 東海道本線・山陽本線(JR京都線・JR神戸線・琵琶湖線)を通して、複々線になるのは、草津から西明石までです。このあいだ、ほぼ高速列車が走る列車線(外側線)を新快速は走行します。草津~京都は内側線を走行することが多いです。つまり、複々線区間では走行しながらの追い抜きができるのでなかなかダイナミックです。

日中や夕ラッシュの新快速の追い抜きパターン

 日中のパターンダイヤでは、京都の方から長岡京付近で快速(高槻~明石通過運転)を、岸辺付近、大阪駅(同時発車)、尼崎、さくら夙川付近、六甲道付近で普通を兵庫付近で快速を、須磨で普通を追い抜きます。複々線を抜け加古川で快速を追い抜きます。

 夕ラッシュ時は、これらに加え、西大路付近と朝霧付近でも普通を追い抜きます。これは、日中の比較して内側線を走る普通電車の一部が高槻~京都や須磨~西明石を延長運転するために発生するためです。

 まあ、この本数を追い抜くというのも1本の列車が追い抜く本数としてはすごく多いのをかんじますが、朝ラッシュ時をみてみましょう。

朝ラッシュ時のピークはどうか?

 JR神戸線の上りの朝ラッシュ時は、ピークでは内側線は普通が4~5分毎に走っていて、快速が新快速と同じ外側線(列車線)を走ります。快速と新快速はそれぞれ8~9分毎の運転となります。そこで、時刻表を開いてみてなんとか同じページで表示できるところを紹介してみたいと思います。西明石発7:40発の新快速はマーカーラインで印をつけたように紫は普通、緑は快速です。なんと西明石から大阪までに間に快速1本・普通8本、を追い抜くことになります。

時刻

 この写真に乗り切りませんが、それより以西では御着・加古川・東加古川・土山・大久保でも追い抜きをしています。大阪以東ではさらに4本の列車を追い抜きます。始発から終点までに合計18本も追い抜くことになります。

まとめ

 今回は具体として挙げていませんがJR京都線でも同様です。ただ、内側線の本数が多くなるのが比較的大阪に近い高槻以西なのでJR神戸線ほど長距離にわたってごぼう抜きにするというほどではないです。

 また、内側線も比較的駅間が長く、普通電車も結構高速運転しています。そのためよくデッドヒートになることもあります。今後のダイヤでは運転本数が減少するのでどのようなダイヤになるか注目していきたいです。

 


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