京都にある 江戸時代に作られた、皇室の別荘
桂離宮は京都の観光地にひとつといえる。
少し、不便なので観光地スポットの
穴場といえるでしょう。
また、最高傑作の日本庭園といわれている。
それを堪能できるのは最高だ。
京都観光におススメです。
そんな、桂離宮に是非、足を運んでください
■アクセス
阪急桂駅から徒歩15分程度。
桂川に面した地にある。
■一般の寺社仏閣の見学と違う
「参観」という。
管理は、宮内庁で、身分証などが必要。
事前予約が可能。
下記のホームページから予約可能。
空いていれば、当日現地にて入ることもできる。
集団で、ツアー形式になる。
案内人が色々説明してくださる。
自由散策はできない。
宮内庁管理の庭園でここは大人料金千円必要だ。
■どんな庭?
江戸時代の初期に作られた庭。
京都御所の別荘という位置づけ。
八条宮初代智仁親王が作ったとされている。
■御幸門
桂離宮の正門。
ここから上皇が出入りするときに使われた。
歩く道は「あられこぼし」という
平の面を上にして歩きやすいように
並べられた。
ここには、紅葉があり秋の紅葉シーズンは
さらに素晴らしい景色となる。
■外腰掛
茶室の待合所として、当時の雪隠
(せっちん、トイレ)と腰掛が
用意されている。
この場所は、ソテツ山に隠され正面の池は
見えにくく目隠しされている。
ソテツは薩摩島津藩からの献上だそうだ。
少し南国な気分になる。
■松琴亭
ここは、茶室で市松模様の襖。
ここから眺める庭は天の橋立だそうだ。
また、食事が冷めないようにする
工夫がなされている。
テーマは春。
■賞花亭
ここは、桂離宮の中でも高い位置にある。
ただ、高さは6mほどであるが
高く見えるように配慮されている。
ここからは、宿泊場所である書院を
見下ろせる。
「花」というくらいで、
つつじやさくらを眺めることができるよう
になっている。
テーマは夏で風通しがよさそう。
■園林堂
賞花亭から降りてきたところにある。
ここは、ご先祖様の位牌などを置く
持仏堂である。
現在は中はなにも残っていない。
第12代の桂宮淑子内親王が明治14年に
亡くなられてお家は絶えた。
■笑意軒
ここも茶室である。
内部は襖で仕切られているが
天井は一つになっている。
これは、広く見せる工夫だそうだ。
また、奥の田んぼには米の苗を
植えてそれを借景にするそうだ。
手水鉢には月が映るような角度に
すえられているそうだ。
■書院
客人の宿泊施設に当たる。
ここは高床式に作られている。
これは、すぐ横の桂川が氾濫しても
水に浸からないようにとの工夫と風通しを
良くし暑さをしのぐためのようだ。
できるだけ、どこからでも月見がしやすい
ように南側には角張った
デザインになっている。
少し、タワーマンションにも
通ずるデザインに感じる。
■月見台
ここは、月見を楽しむのと庭全体を眺めるのに
適している。
■月波楼
この茶室から、月見を楽しめる。
また池に映る月がゆらゆらと映るのとで
二重に楽しめる。
「波」「揺れる」ということで
屋根裏は舟をさかさにしたデザインに
なっている。
また、最初に通る御幸道とすぐ近くに
ありながら高い植え込みで仕切られていて
目隠しになり御幸道に戻ってきた
感じがしないよう工夫がなされている。
■まとめ
・南側は小高い丘のようになっている
・月見がしやすい工夫がなされている
・各建物からの見え方に工夫がなされ飽きないようになっている。
・あえて方向感覚もつかみにくいようになっている
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