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2020.9.12(土) 一番古い新しいカメラ

曇り時々雨、24℃までしか上がらず。なんて涼しいんだ。

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中学の時に買ったカメラが、メンテナンスから戻ってきた。動作は露出計含めすべて正常で、ファインダーの曇りをクリーニングしてもらっただけ。帰り際、その道55年の修理屋の店長に「こんなに綺麗なのは珍しいから、大事に使ってくださいね」と言われる。はい。

細かい汚れをもう一度綿棒で掃除してピカピカに磨いたあと、昨日注文してあったフィルムがもう届いたので装填する。裏蓋を閉じて3回巻き上げる。このカメラ以降はフィルムカメラでも自動で巻き上げするタイプしかなかったので、多分30年ぶりの作業。

雨が止んでいるのを見計らって外に出る。シャッタースピードを30分の1秒に、ピントを合わせる。このカメラは30分の1秒の音が一番気持ちいい。気持ちを込めてシャッターを切る。何しろ24枚しか撮れない。1枚も無駄にしないように....と思ったら、雨が降ってきたので退散。

よく見ると、ISO設定が400になっていた。多分露出不足 😭

アナログの不便さは、今は新鮮なノスタルジーとして楽しめる。
そこからデジタルの便利さに戻ると、ありがたみも感じられる。
その振り子の中で、当たり前を楽しんで暮らせたら、贅沢だ。

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この写真がかなり評判になって嬉しい。
この世界観が、これからつくる作品のランドマークの一つになるはず。


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