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清志郎さんとRainbow Magic (2009)

*2020.8.15 加筆修正しました。
*このテキストはデビュー30周年の2018年までの自伝的エッセイです。ページ単体で¥200でも読めますが、¥3000でマガジン「ずっと、音だけを追いかけてきた」を購入していただくと、30年間全ての連載記事(全42話・¥8400相当)を読むことが出来るのでおすすめです。
*2009年の出来事:バラク・オバマが第44代アメリカ合衆国大統領に就任、10月にノーベル平和賞を受賞 / 国際通貨基金(IMF)が2009年の世界全体の経済成長率が第二次世界大戦後最悪となる見通しを発表、日本経済も類を見ない大不況に / 世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)を宣言 / 「Windows 7」発売開始 / 民主党・鳩山由紀夫が第93代内閣総理大臣に就任 / 天皇陛下即位20周年 / 10月に秋田、青森で竜巻発生、11月に東京で最高気温25.9℃を記録、新潟市は観測史上最も早い初雪など異常気象が続く
日に日に季節はあいまいになって 次々飛び込むニュースを見てた 
帰らぬ人よ 空の上では 何が見えているの?
(『Rainbow Magic』「CHANGE」より)

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バンド活動が一段落して、2009年10月のソロデビュー20周年記念アルバムにターゲットを絞った。13年ぶりにユニバーサルレコードからのメジャーリリースも決まった。レーベルには旧東芝EMIから移籍したスタッフも沢山いて、デビュー当時と同じように偶然忌野清志郎さんと同じレーベルだったのも嬉しかった。

ソロアルバム発売は2004年の「確かな光」以来。2008年暮れから、半年以上に渡る作詞作曲の日々が続いた。

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5月の連休半ば。信じられない知らせを耳にした。
忌野清志郎さんが、この世を去った。58歳だった。

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