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化石ハンター 恐竜少年じゃなかった僕はなぜ恐竜学者になったのか?  小林快次

ラジオ子ども科学電話相談って面白くて、たまたま北海道での収録でした、小林先生?と小菅先生
小林先生って、先日読んだ「むかわ恐竜」の漫画監修のかたかなって、やっぱそうでした。
小菅先生は、旭山動物園の元園長さんね。
この二人の、相談の答えが面白くて聞き入ってしまった。
子どもの質問とはいえ、大人も大変勉強になりますよ。

で、小林先生の本を借りてきましたよ。
子どものコーナーにあったものですが、↓にいくつか引用させていただきました。勉強嫌いでも、好きなものに夢中になって、こんな大人になっていったんだな、っていうのがわかります。

化石は、私たちがいまここにいるのは、生命が長い間をかけて引き継がれてきたからだと、実感させてくれた。

化石は好きなだけで、化石を学問として究めたいという思いはゼロ。
大学卒業後は普通の将来を、思い描いていた。

アメリカ映画「今を生きる」から
Carpe Diem というラテン語、「その日を摘め」の意味
遠い先を見るのではなく、いま、目の前のこの瞬間を大事にする。

横浜国大の図書館で、恐竜図鑑との出会い。胸が高鳴ったと。
何の迷いもなく、恐竜について本格的に学ぶために、再度アメリカに渡る。
大嫌いだった勉強が、楽しくなった理由だと。

三日坊主を繰り返す人は、飽きっぽいのではなく、ただ自分に合うものに出会っていないだけ。

プロフェッショナルとは「自分が未熟であると認識できる人、あらゆる人の意見に耳を傾けられる人」

肩書なんて関係ない、自分自身の手で新しい学説、新しい一つの世界を打ち立てられることが本当に楽しい。

Esse quam videri ラテン語
「見かけより実質を」

人間と鳥類の共通祖先にたどりつくには、実に2億年ほどさかのぼる必要があります。

恐竜は2億3000年前近くに現れ、6000万年ほど前に絶滅したとされている、地球上の多くの生物が滅ぶ大絶滅は、過去5回あったといわれています。
いまはまさに6回目の大絶滅が進行している最中なのですが、普通の時間軸のなかでは、それを実感することはできません。

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