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読書感想文:すべての経済はバブルに通じる/小幡績

すべての経済はバブルに通じる
小幡 績 著

光文社文庫です。
経済本で、割と面白かった。

サブプライム問題とかそのへん。
リスクテイクバブルとか色々カタカタ用語を使ってますが、要するにバブルは、「分かっているけれど賭けてしまう」という話。
それも素人よりもプロの方が。
阿呆だと思ってはいけないのだろうが、それが集団というものの力だとも思う。
市場原理は一人歩きするよなあ。

サブプライムのリスク分割の話は、読む前はちょっと理解が追いついてないところもあったのだが、それについて理解できたので、有用だったかも。
しかし、何度か同じ論旨が繰り返されるので、説明としてしつこい部分もある。

(2008/11 サブプライムとかリーマンショックとか、まあその辺りの関連で読んだ。あの頃、やっと上向いたかと思った株価その他が暴落してまあみんな色々あったよなあ(苦笑)バブル崩壊もあったのに人は懲りない。金融工学とはと思った一冊だったような。)


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